ボートレース宮島のSG「第49回ボートレースオールスター」は28日、5日目が終了。今節のベスト6が出揃い、29日の12Rで優勝戦が行われる。

 大村クラシックで偉業を達成した遠藤エミに続くように今大会も初日から女子勢の活躍が光った。そして、史上4人目の女子SGファイナリストが誕生。最終決戦に挑むことになった。

 準優11Rは大外6コースからコンマ02のトップスタートを決めて果敢に仕掛ける。1M最内差しからバック伸ばして2番手に浮上すると後続を振り切って2着でゴール。優勝戦の切符をもぎ取った。

「伸びに寄せていって伸びは良くなった。でも、その代わりに乗り心地が失われていて(レースでも)1周2Mや2周1Mは余裕がなかった。試運転では回転が上がっていたけど想像以上に回ってなくて…。間に合わないと思って乗り心地は捨てていった」と仕上がりは決して万全ではなかったが、積極果敢なレース運びで結果を出した。

 もともとが強心臓。初日ドリーム後には「珍しく緊張した」と話していたが、機力、メンタルともに充実している。

 初のSG優勝戦に向けて「楽しみでしょうがない。伸びは節一です。6コースからでもプレッシャーをかけられる足はあります。もちろん優勝を狙っていくけど枠が枠なので…。表彰台には乗りたい」と意気込む。

 遠藤のSGVは女子レーサーに勇気を与え、その勢いを平高が引き継ぐ形になった。最後もこん身の走りを見せる。