
ボートレース戸田の「第32回東京スポーツ杯」は3日、準優3番勝負の5日目が終了。最終日4日の12Rで行われる優勝戦のメンバーが以下の通り決定した。
1号艇・小野達哉(36=大阪)
2号艇・中沢和志(45=埼玉)
3号艇・若林将(38=東京)
4号艇・井上一輝(27=大阪)
5号艇・平田忠則(45=福岡)
6号艇・大平誉史明(52=大阪)
予選を7戦オール連対で突破し、準優11Rも難なく逃げ切って1号艇を確保した小野がV最短なのは間違いないが、強力機を駆ってともに準優を快勝した中沢、若林、そして史上34人目の全24場制覇に向け気合が入っている平田もおり、混戦ムードが漂っている。
ここでは若林に注目したい。準優10Rはインからコンマ07の好スタートを決めると、2番手以下の混戦を尻目に悠々と逃げ切って優出一番乗り。レース後は「レース足が抜群で伸びもちょっといい。レースに直結する行き足、つながりも良くて、相当いい方にいると思います」と相棒・32号機の仕上がりにも合格点を出した。
今年はすでに2回優勝しており、優出は3節連続の5回目とまさに絶好調。だが「リズムとかはあまり気にしていません。優勝を狙っているので」と自身は冷静そのもので、V量産という高い目標を掲げている。来年3月に地元・平和島で開催されるSG「クラシック」出場を見据え、「年間6V以上」を意識しているからだ。
1号艇・小野、2号艇・中沢が口をそろえて「出ている」と警戒するように、優勝戦でも舟足は負けていない。「Sは10全速が目標。チャンスはある」と、センターからの一撃を狙っている。
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