ボートレース若松の「GW特選競走」が28日、開幕する。初日は男子、2日目は女子のドリーム戦がメインで組まれている。前検日の27日にはエンジン抽選、スタート特訓などが行われた。エース〝四天王〟機の13号を吉田祐貴(35=佐賀)、15号を渡辺優美(28=福岡)、38号を白水勝也(48=福岡)、59号を池田真治(53=岡山)がゲット。初日ドリーム組では山一鉄也(54=福岡)が好調機を獲得している。

 2021年後期適用勝率審査期間も残り3日となり、A1勝負の下河誉史(38=福岡)、A2勝負の青木幸太郎(36=福岡)、原田才一郎(24=福岡)らとともに注目したいのが溝口海義也(みきや・25=福岡)だ。

 溝口は近況好調の30号機を獲得。特訓後は「ペラは自分の形に近くてめっちゃキレイな形です。特訓では伸び返していたし乗りにくさもない。前検としては手応えはいいです」と舟足に高評価を与え、班の他のメンバーの評判も良かった。

 前検日時点での来期適用勝率は5・43。初のA2級昇格へ勝率自体は足りているものの、2連率が27・6%でA2昇格条件の30%には足りていない状況だ。「3連率は55・9%で多いんですけどね。1Mの攻撃力が足りなかった。それは次への課題ですね」と自己分析する。だが、まだ計算上は残り3日の5、6走で2着以上を5回取れば2連率30%を上回る。「A級になりたいので、なるようになると思って頑張ります」と意気込む。

 厳しい条件だが良機を味方にまずは初日2走を好走し、勢いに乗りたいところだ。