ボートレース住之江のGⅢ「2020MBレディスカップ(オールレディース競走)」は13日、9~11Rで準優勝戦が行われた。

 準優戦9Rはイン塩崎桐加(ひさか、三重=28)が全速ツケマイの中里優子(埼玉=47)を抑えて、逃げ切り快勝。2着にはバックストレッチで内からスルスルと伸びてきた田口節子(岡山=39)が入った。

 続く10Rも自身初の予選1位通過を決めた出口舞有子(愛知=28)がコンマ13の好スタートからイン先マイを決めて他艇を完封。2着には1周2Mを小回りで抜け出した海野ゆかり(広島=47)が入った。また、ラストの11Rは地元の鎌倉涼(大阪=31)が道中で猛追する寺田千恵(岡山=51)を振り切って逃げ切り、2着はそのまま寺田が入った。

 この結果、14日最終日12Rで行われる優勝戦の出場メンバーは次の通りに決まった。

1号艇・出口舞有子
2号艇・塩崎 桐加
3号艇・鎌倉  涼
4号艇・寺田 千恵
5号艇・田口 節子
6号艇・海野ゆかり

 ここで本紙が注目するのは、前節の多摩川に続いて連続優勝を狙う地元、大阪支部の鎌倉だ。

 相棒82号機は2連対率44%、当地が誇る〝オレンジ機〟(勝率上位6位以内の好調機)で、その仕上がりに関しては「準優戦は少し調整がズレていました。4日目がバランスが取れて一番良かったので、優勝戦はしっかりプロペラ調整で合わせて、いいときの足にしたい」と、調整さえ合わせられれば、十分に優勝を狙えるエンジンと言わんばかり。

「最近は自分のプロペラ調整もいい感じだし、エンジンもいいモノを引けている。まだ地元での優勝がないので、早くしたいけど、気負わずにいつも通りの気持ちで行きます」と、あくまでも自然体で念願の地元初優勝を目指す。