【大村ボートSGダービー】地元開催に燃える長崎支部のレーサー

2020年10月17日 16時14分

原田幸哉

【ボートレース大村・SGダービー カウンダウンコラム「不滅のBOATRACE」第1回】SG「第67回ダービー」が20日に開幕する。最も歴史と権威のあるSG競走が初めてボートレース発祥の地「大村」で開催される。1952年に始まったボートレースの歴史。68年の時を経て未来へ――。恒例の直前連載コラムは「不滅のBOATRACE」と題して今大会の注目選手を紹介する。第1回は地元SGに燃える長崎支部のレーサーだ。
  
 地元・長崎支部から参戦するのは原田幸哉、赤坂俊輔、桑原悠の3選手。中でも強い意欲を持って臨むのは大将格の原田だ。かねてから地元SGについて「もちろん特別な思いはある。遠征SGの時は次のSGがあるとか、逃げ道を作れていたけど、地元では逃げ道を作れないし作りたくない」と公言するほど。

 今節も「(大村でダービー開催が)決まった時から意識している。出場するだけでなく、優勝を意識したレース運びをしていく」とキッパリと話す。

 ただ、今年は大村正月シリーズ優勝と幸先よく滑り出したが、その後は「(1月宮島、3月平和島)Fが続いて焦りからリズム、流れを壊してしまった。『F2の休み明けから取り戻さないと…』という気持ちと諦めとでレースがチグハグになって」と思わぬ苦戦。

 それでも、9月の住之江GⅠ「高松宮記念」で今年2度目の優勝を飾ると「体の動きや反応は悪くないし、Sも遅れることなく行けている。自信を失うようなことはない」と自信を取り戻してきた。

 また、3走前の大村一般戦でも低調機を懸命なペラ調整&本体整備で立て直しての優出2着。地元戦における調整手腕に、この勝負所に向けてのリズムの立て直しは〝さすが〟の一言だ。

 ダービーと言えば2002年の平和島49回大会で自身初のSG制覇を成し遂げた思い出の大会だ。「初めてSGを取った時のことは今でも鮮明に覚えてますよ。初々しかったですね」と懐かしむ一方で「あの時はあの時でいいものがあったけど、今は今のいいところがある。そういうのを踏まえて、いいとこ取りをしたい。レース運びや、組み立て、そういう部分で見せていきたい」と気持ちを切り替える。

 そして大会に向けて「地元SGを取りたい気持ちと、(SGグランプリへの)賞金上積みも諦めないで最後までやりたい。気負いながらも冷静に行きます」と力強く締めくくった。