川口オートのGI「開設69周年記念グランプリレース」は6日、9~12Rで準決勝戦が行われた。準決勝10Rでは地元の女子レーサー・佐藤摩弥(28=川口)が2着に入り、約1年半ぶり、9回目のGI優出を決めた。

 自慢のロケットスタートで1コーナー3番手につけると、3コーナーで2番手に浮上。3周1コーナーでは高石光将(39=川口)を抜き先頭へ。5周回で早川清太郎(38=伊勢崎)に抜かれたが2着を守り切った。

「高石さんを抜いたところでタイヤが限界だった」と滑りに悩まされながらのレースだった。エンジンも、4日目は暖かくなり「変わってしまった」と感触は良くなかったが、その中で優出切符を手にしたのは大きな収穫だ。

 7日の最終日12R優勝戦では悲願のGI初制覇に挑む。好メンバーが揃うだけに「展開をつくらないと勝ち目はない。やれることをやって、車券に絡みたい」と万全を期す構えだ。

 マシンは「(前回の)浜松はSGだったし、今回はGIでレースは違うけど、今回の方が部品を替えたぶん、余裕は出てきた。自信をもってレースができている」と手応えはいい。女子初のGI優勝なるか注目だ。