【RIZIN】榊原CEOアフター五輪に仰天構想 新国立進出プラン

2019年08月01日 16時30分

仰天構想を明かした榊原CEO

 格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行CEO(55)は31日、次なる目標に「新国立競技場進出」という大胆プランを掲げた。かねて温めてきた腹案をこのタイミングで明かした背景にあるのは、28日に行われたさいたまスーパーアリーナ大会の成功だ。米国の格闘技団体「ベラトール」との対抗戦の展望についても言及し「アフター東京五輪」における格闘技のムーブメントをつくる考えを明かした。

 盛況だった「RIZIN.17」から3日が経過し、本紙の取材に応じた榊原CEOは満足げな表情で「今までと違う意味で、前進したことを感じられる成功だった」と振り返った。

 詰めかけた観客は1万6930人。満員になったとはいえ、これまでと比べて大幅に観客が増えたわけではない。それでも手応えをつかんだ理由について「那須川天心も、堀口恭司も、RENAも出ていない。ギャビ(ガルシア)VS神取忍のような話題性重視のカードもない。骨太なカードが並ぶ中で熱を生むことができた」と話す。

 言い方は悪いが、今大会が“主役不在”だったことは否めない。それでも一定数のファンが熱狂し「『誰々が出るから見よう』ではなく、RIZINそのもののファンが増えてきた実感がある」(榊原CEO)。だからこそ「骨太なカードを支持してくれる観客に、それ以外の観客をうまく重ねることができれば、さらに大きなうねりを生むことができる」と力説する。

 RIZINの伸びしろを確認できたことで、次のステップとして仰天プランも口にした。
「その先『アフター東京五輪』の目標として、新国立競技場での開催を目指したい」

 もちろん、容易な話ではない。だが、旧国立競技場で2002年8月に行われた史上最大の格闘技イベント「Dynamite!」を引き合いに出し「もちろん、ウチだけではできないので、各団体で協力し合って実現に向けて動ければと思います。あの時もPRIDEとK―1、猪木さんで協力することで実現したんですから。『アフター東京五輪』でできないとは思わない」と真剣に訴えた。

 そのうねりを生む要素の一つが「ベラトール」との対抗戦構想だ。12月29日と大みそかの2日にわたる団体対抗戦を計画しているが「それも、線にしないと意味がないでしょう。今回は29日にベラトールが日本初上陸となる予定だが、逆に来年はうちがアメリカに初上陸して、向こうで対抗戦をできればと思っています」と早くも“次の次の一手”を温めていることを明かした。

 勢いづくRIZINが見据える「アフター東京五輪」構想。格闘技界に新たな流れをつくり出すことができるか――。