ボクシングの元統一ヘビー級王者マイク・タイソン(55=米国)が、SNSで練習ビデオを公開。衰えを見せぬ重いパンチと俊敏さで、衝撃を与えている。

 タイソンは「カネロ」ことサウル・アルバレス(メキシコ)とカレブ・プラント(米国)の世界スーパーミドル級4団体統一戦観戦後、「神のおぼしめしで(来年)2月に再び戦うだろう」とコメント。昨年11月の元4階級制覇王者のロイ・ジョーンズ・ジュニア(米国)とのエキシビションマッチに続き、再びリングに立つ可能性が大きくなった。

 動向に注目が集まるなか、タイソンはTikTok(ティックトック)に練習動画をアップ。トレーナーを相手に、素早い動きで激しく力強いパンチを繰り出す姿を披露した。肉体は鍛え上げられており、55歳とはとても思えない。ネット上では「みんな殺される」「やばい」との声ばかり。海外メディアも「獣モード」(米ホットニューヒップホップ)「年を取っても恐ろしいまま」(スペイン・マルカ)と報道した。

 英「デーリーメール」によると、対戦相手として浮上している米人気ユーチューバーのローガン・ポールに対し、UFCコメンテーターのジョー・ローガンが「ポールがタイソンとボクシングをしたいなんて『ワオ』だね。信じられない。その子は間違いなく、パンチを食らうね。タイソンは太ったけど別種類の人間。ローガンがどう避けるか、興味がある。彼があるのは若さだけ」と警告している。

 タイソンの今後に注目だ。