乃木坂46の1期生・星野みなみ(24)が12日午後6時開演の東京国際フォーラムで行われる卒業セレモニーをもって、グループから卒業し、芸能界からも引退する。

 セレモニーの模様は生配信されるが、ファンの驚きを誘ったのは芸能界からの引退も発表したことだ。

 2011年8月、中学2年生・13歳のときに1期生として加入。翌12年2月のデビューシングル「ぐるぐるカーテン」では生駒里奈、生田絵梨花と共にフロントメンバーを担当。3人は“生生星(いくいほし)”の愛称で愛され、星野はグループ初期から活躍する人気メンバーだった。

 生駒は18年、生田は昨年末に卒業したが、それぞれ芸能活動を継続し、主に女優として大活躍。一方、星野は芸能界引退を決断したことで、ファンを驚かせた。

 これまで取材などで“将来”について本人に聞く機会も何度かあった。

 加入前からAKB48が好きで、特に“まゆゆ”こと渡辺麻友に憧れていたという星野。それでも「アイドルになりたい」と芸能界を目指して乃木坂46のオーディションを受けたわけではなく、友達の勧めだったとか。

 学業とアイドル活動の両立で平日は中学校に通う日々。「それまで自分の人生計画で、14歳で仕事をする姿を想像できていなかったですし、習い事や部活の延長線上みたいな感じでした。『私、アイドルに向いているのかな…』と悩んだこともありました」と打ち明けたこともあった。

 高校受験を機に卒業を考えたこともあったが、続けることを選んだ理由は楽しく刺激的なグループ活動に加え「メンバーに会えるから続けられていると思います」と感謝を口に。当初はマイペースなキャラが理解されず「『やる気がない』と見られていたと思います」と明かすが、それを個性として認め、愛してくれたのはメンバーだったという。

「私は自分を作ろうとしても長くは続かないので『自分らしくいよう』と思って、それを受け入れてくれました」

 卒業後の目標を聞いても「なんだろう…」と考え込むタイプで「今を楽しむことが一番。1年後を考えるよりも、今月、今日はこれをすると近い目標を考えてます。先の計画は立てないんです」と答えていた。

 ドラマで主演経験もあるが、卒業後の女優転身についても「あんまり…1人では…。女優さんになりたいと入ってきたわけでもないので、何が自分に合っているのか分からなくて」と苦笑い。ただ、考えていないわけではなく、自己分析をした上で「いまは自分はアイドルだから活動を楽しめていて、自分らしさも出てるなって思うから」と明かしていた。

 4年ほど前に「卒業したら芸能界を引退する?」と単刀直入に尋ねたこともあった。

 その答えは「まだそんなにハッキリと考えていませんけど、女優さんとかになる夢もないんです。挑戦したいこともなくて…本当に欲がなくて…すいません(笑い)」

 取材中もほんわかムードを漂わせ、いい意味で芸能人オーラがなかった。星野が一般人に戻る選択をすることはごく自然に感じていた。