テレビ朝日の玉川徹氏が26日、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。ロシアのウクライナ侵攻をめぐる米国の支援について言及した。

 番組ではバイデン米大統領がウクライナへの人道支援のため約400億㌦(約5兆1000億円)の追加予算措置を取る法案に署名したことを紹介。玉川氏は「5兆円はものすごく大きくみえるが、米国の軍事予算は88兆円なので6%くらい。米国にとって痛い金額ではない。その金額でロシアの弱体化が進めばペイするというリアリズムかなと思う」と持論を述べた。

 ウクライナ侵攻の結果として米国の武器が世界中に売れていくという点についても指摘。「人の命で米国の経済が潤っている事実は忘れてはいけない。歴史を振り返れば戦争が経済と密接な結びつきを持っていることは事実です。ウクライナ戦争がどう歴史に刻まれるかは分からないが、そういう側面がある」と玉川氏はきれいごとだけではないと訴えた。