ベテラン俳優の渡辺裕之さんが3日、神奈川県横浜市の自宅で急逝していたことが5日分かった。享年66。所属事務所によると死因は「縊死」で、自宅地下のトレーニングルームで倒れていたと伝えられた。
渡辺さんと言えば、栄養ドリンク剤「リポビタンD」のCMで有名。1980年代初めから10年間、実に130本のCMに出演した。
2人のイケメン俳優が自然と対峙し、最後に「ファイト!一発!」と雄たけびを上げる、お決まりのストーリー。渡辺さんは勝野洋の相手役に起用され、その後は野村宏伸、倉田てつを、西村和彦とパートナーを替えた。色黒で精悍なルックスと鍛えられた体で、男女問わずファンを獲得。肉体派タレントの元祖と言えよう。
90年代以降は、Vシネマのヤクザ映画の常連俳優としてならした。コワモテで凄みのある演技で「映像制作会社の会長にもかわいがられていて、会長の誕生会とかにも来ていた」とはVシネ関係者。ただ、そういうカメラが回っていない場では、意外な素顔を見せることが多かったようだ。
「何度か会ったけど、すごくおとなしくてあまりしゃべらない人。ヤクザ映画に出てる俳優って目立ちたがり屋が多いんだが、プライベートの席だと渡辺君は俳優オーラを消して振る舞っていたから、逆にすごい人だと思った」と同関係者は明かした。












