タレントのファーストサマーウイカ(31)が、ファンから名誉毀損で訴えられていた裁判で、東京地裁(髙木勝己裁判官)は先日、請求を棄却する判決を言い渡した。ウイカの勝訴となった。

 原告の女性は、ウイカがかつて所属していたアイドルグループ「BILLIE IDLE(R)」の時のファン。2019年、この女性を名乗るツイッターアカウントが、ウイカを誹謗中傷していたという。

 当時、書き込みの内容などを把握したウイカは、インスタグラムのストーリーズ機能に「誹謗中傷やファンに嫌がらせをする女性がいる」「お顔も身元も証拠すべておさえまして」などと掲載。女性はライブなどへの出入りが禁止となった。

 ウイカは、人物を特定した文章は投稿していないものの、ファンの間では文章に登場する人物は、今回の原告の女性だとウワサになった。

 裁判では、ウイカの投稿内容は誹謗中傷の発信者に向けて警告したもので、女性の名誉毀損にはあたらないとの判断が下された。

 ウイカは今月9日から、BSテレ東での主演ドラマ「私のエレガンス」がスタート。2日には、完全セルフプロデュースの新曲「Open the Door」もリリースし、同ドラマの主題歌となっている。

 今回のウイカの勝訴について、ある芸能プロ関係者は「ドラマが始まったばかり。裁判の結果次第で、視聴率に影響が出る可能性もあり、制作側はけっこうヒヤヒヤしていた」と話している。

 また、ウイカはフジテレビ系「ワイドナショー」でコメンテーターも務めている。

 テレビ局関係者は「歯に衣着せぬ物言いで知られるキャラクターなので、敗訴なら、もしかしたらキャラ変しなければならなかったかも。せっかく築き上げたキャラを失うことは免れた」と指摘。今後もブレないキャラで活躍しそうだ。