小池百合子東京都知事(69)が19日、同日告示となった東京・東久留米市長選挙(26日投開票)に出馬している女性候補の応援演説を行った。小池氏が選挙応援を行うのは7月の東京都議選以来。マイクを握って演説するのは1月の千代田区長選以来となる。

 西武線東久留米駅前にやって来た小池氏の片手には、なぜかブロッコリーが握られていた。「(過去の選挙で)ここで演説したの覚えています。その時も何か緑のモノを持って来てくださいねって(お願いしてた)。今日はお持ちいただいたのかな。私は練馬のブロッコリーを持ってきました」と掲げてみせた。緑といえば小池氏のイメージカラーだ。

 体調不良から復帰して初めての選挙演説だが、小池氏のテンションは高め。コロナ対策には3回目のワクチン接種が必要と強調し「(政府は2回目の接種から3回目までの間隔は)8か月という。それじゃダメなんです」と政府のケツを叩いた。また、ワクチンを確実に入手するよう政府に求めた。

 都議選では過度の疲労から復帰と同時に電撃的な応援を行ったことが功を奏し、都民ファーストの会が議席を伸ばす〝小池マジック〟が起きていた。同市長選には都民ファが推薦し、小池氏が応援した女性候補のほかに、自公推薦の男性候補、共産党と社民党推薦の男性候補の3人が出馬している。

 果たして今回はどうなるか。