21日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で、国会議員に毎月100万円支払われる「文書通信交通滞在費(文通費)」の問題を特集した。
 
 自民、立憲民主両党は文通費について、12月召集予定の臨時国会で日割り支給に変更する法改正の実現で一致。ただ、世論からは「領収書 提出・報告の義務なし」に疑問の声が上がっている。

 新人議員の指摘で大きく取り上げられる形となった文通費に、元CBCでフリーアナウンサーの石井亮次(44)は「領収書なしで現金で余っても返さなくていい。こっちのほうが嫌だな。領収書ぐらい出してよって思う。領収書をもらうのにそんなに手間かかる? 確定申告のときは芸術品のように領収書をペタペタはってますけど、それぐらいできると思いますけど」と疑問を投げかけた。

 また、NMB48の渋谷凪咲(25)は、新人議員が文通費を指摘したことで、「1日100万円に違和感を持って『おかしい』と言ってくださったことが、今後の政治がいい方向に進んでいくきっかけになるんじゃないかな」と評価。「組織の人はずっと組織にいたら、変なことも変に思わなくなって麻痺することもある。新しい人が入って『おかしい』と声に出してくださったら、私たちと政治との距離がちょっとずつ詰まっていくんじゃないかな」と見解を示した。