お笑い芸人・宮迫博之(51)の〝相方問題〟が波紋を広げている。宮迫は「ヒカル=相方」説に関して意見した千原ジュニア(47)に自身のユーチューブチャンネルで反論。「(俺たちの関係性を知らずに)ヒカル君のことを言うヤツは俺はちょっと納得いかへんな」と不満を口にしたのだ。過去に動画でコラボした2人だが、元は〝犬猿の仲〟。今回の発言で〝絶縁状態〟になると周囲は心配している。

 お笑いコンビ「雨上がり決死隊」解散に関して、蛍原徹が理由の一つとしたのは「宮迫のユーチューブ開始時期」。

 同じく闇営業問題で謹慎していた「ロンドンブーツ1号2号」田村亮が復帰会見する前日、宮迫はユーチューブチャンネルを開設。愛想をつかした蛍原が、解散への大きくかじを切るきっかけになったという。

 宮迫は先月17日の「雨上がり決死隊解散報告会」で、コラボ相手とのスケジュールが決まっていて、動画公開をスライドできなかったと説明したが、これに苦言を呈したのがジュニアだ。

 解散翌日に出演したTBS系「ゴゴスマ」で、ジュニアは「いろんな芸人と何十年一緒にやってきたと思ってんねん。その芸人より、昨日今日会ったユーチューバーの方を取るんかい」とコメントしていた。

 宮迫は8日、自身のユーチューブチャンネルを更新。コラボ相手として出演したタレント・フィフィの質問に答える形で「ヒカル=相方」説に「まったく違うというか、相方という感覚はない」と否定。「ヒカル君は(相方でなく)恩人。ヒカル君はユーチューブに本気で命をかけている」と理解を求めた。

 さらに、名指しこそしなかったものの、〝ジュニア発言〟に真っ向から反論。「ヒカル君にはいろいろ言う人もいた。『長い付き合いの(相方を)切り捨てて、会って2、3日のユーチューバー選ぶんかい』と。人との関係って年数なのかな? その関係を知らずにそういうふうにヒカル君のことを言うヤツは、オレはちょっと納得いかへんな」と不満を口にした。

 長い付き合いがあるものの、〝犬猿の仲〟とされた宮迫とジュニア。それでもコンビ解散前の3月半ばには、宮迫のオファーに応じる形で動画でコラボ。お互いの複雑な気持ちをぶつけ合い、雪解けに向けて動き出したはずだった。

 しかし、そんなジュニアを宮迫は「ヤツ」と表現し、ヒカルとの強い絆を強調。芸能プロ関係者は「コンビは解散したが、まだ闇営業問題は終わったわけではない。かかわった後輩芸人たちは影響を受け続け、いまだに多くが芸能活動を本格化できない状況。宮迫さんの発言は自己中ぶりが浮き彫りになった」と指摘する。

 ジュニアといえば、3月のコラボ動画で宮迫に「オレなんかより一緒に闇営業に行った人間をユーチューブに出してくれ」と直訴。これに宮迫は「早い段階でオファー(も考えたが、事情があって)絡める状態でなかった。何度も電話してお話はしている。それで『今は止めときましょうか』とか、いずれそういう機会も。デリケートな部分もあるんで、タイミングを見て。ご了承ください」と話していたが、完全にユーチューバーとなってからも、いまだ出演には至っていない。

「ジュニアさんの『何十年~』発言には、そういった後輩芸人たちも含まれる。宮迫さんがユーチューブでどういう活動をしようが、それは自由だけど、ジュニアさんの気持ちもくみ取ってもいいのではないでしょうか」(前出関係者)

 宮迫の言うように今も事情はあるのかもしれないが、ジュニアの発言を否定する前に後輩たちへ向けた何らかの言葉があってもいいと考えるお笑い関係者は多い。

 別の芸能関係者は「今のままなら『勝手気ままにわが道を行く』と映ってしまう。せめて後輩は救ってあげないと。今回の件でジュニアさんと絶縁状態になる可能性もある」と残念がる。

 ヒカルが恩人であるならば、宮迫も闇営業問題に参加した後輩芸人の〝恩人〟となって、スッキリとユーチューブ活動してもらいたいものだ。