新型コロナウイルスの新規感染者の急増により、東京五輪の途中打ち切り論が強まっている。

 東京都は15日、新型コロナ感染者の新規感染者を1308人と発表。1300人超えは第3波の1月21日(1485人)以来で、2日連続の1000人超えとなった。

 恐ろしいスピードで感染者が急増しており近々の2000人超えも予想されるうえ、若年層で重症化する例も増えており、東京はまさに非常事態。東京五輪は開幕を強行しようとしているが、菅義偉首相は国民の生命の安全を強調しており、このまま感染者が爆発的に増えれば開催中の途中打ち切りもいよいよ現実味を帯びてくる。

 国民の間からも「感染増の医療逼迫で場合によっては東京五輪は開会式直前中止、途中打ち切りあり得るかも」「今日の東京は1300人を超えた。勝てる見込みの無い戦線に遮二無二突っ込もうとする。地獄が見える。無謀な東京五輪 直ちに中止しろ」「実際今の現状じゃ始まっても途中でやめる可能性も高い。もう感染爆発期に入った」と開幕は迎えても〝途中打ち切り〟が現実的な選択肢だとする声が続出している。

 どんなに危険な状況に陥っても国民の生命を危険にさらすのか、はたまた開幕直前中止や打ち切りといった勇気ある決断をくだすのか。大会主催者は厳しい決断を迫られそうだ。