アイドルファンにとって、うれしすぎる「推し休暇」を導入した株式会社「ひろろ」の勤務規定が話題になっている。

 8日、同社社長(ツイッター名「itaru9」氏)が社員の勤務規定に〝推し休制〟を追加したことをツイート。応援するアイドルのライブやイベント参加を積極的に支援するもので、出色なのが「推しが次に該当する場合は届け出ることにより、慶弔休暇を申請することが出来る」というもの。ファン心理を考慮し、「一推し・・・10日間 二推し以降・・・3日間」と定めており、慶弔休暇は有給扱いで通常の賃金を支払い、「精神的なダメージの度合い、必要に応じて休暇日数を加算する場合がある」としている。

 同社はライブイベントの開催や、歌手・村田寛奈の写真集を手掛けるなど芸能関係の事業も展開。社長itaru9氏の推しは「9nine」の村田寛奈(24)。社名は村田の愛称「ひろろ」から取り、資本金「9万9999円」もグループ名にかけたもの。

 8日に当サイトが推し休暇を報じた後も「弊社の宣伝よりも、村田寛奈ちゃん様の宣伝ができた」と推し優先の姿勢は崩していない。

 10日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」では〝アイドルファン狂気 推し休暇〟として特集。元TBSアナウンサーでフリーの安東弘樹(53)は「自分で選んで会社に入った人にとっては、会社が全体的にうまくいくんじゃないですか。誰もが『大変だったな、10日休んでこいよ』と言える」と称賛。MCの垣花正(49)も「共有できる社風があるってことですからね」と納得の表情。前園真聖氏も「休むことによって、パッと切り替えられて仕事に集中できることになれば、それは効率がいいんじゃないですか」と推し休暇は効果ありとした。

 アシスタントの大島由香里(37)は「ものすごく理解できますよ。だって、推しは人生の支えであり、推しがいるから人生に彩りが出て、推しが心の支えっていうのはすごく分かります」とコメント。出演者から「おいおい、どうした?」と声を掛けられるほどの熱い思いを述べた。