音楽プロデューサーの小室哲哉(62)とglobeのKEIKO(48)の離婚が26日、成立した。これを受けてKEIKOは、所属事務所の公式サイトに直筆の文書をアップ。2018年の引退会見で小室は、KEIKOが「小学4年生レベルの漢字ドリルをやっている」と明かしていたが、直筆文書に書かれた文章は完全に〝大人レベル〟。最後の最後に意地を見せ、引退会見のウソを暴いた形となった?

「ファンの皆様へ 関係各位の皆様へ」と題された直筆文書は「庭の梅の花も咲き、春の気配が感じられる季節になりました。皆様には、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます」と時候のあいさつで始まる。

 続けて「私KEIKOは、この度、小室哲哉さんとの調停離婚が成立いたしましたことをご報告させて頂きます。ファンの皆様、関係者の皆様には、ご心配・ご迷惑をおかけしてまいりましたことを、ここに改めてお詫び申し上げます。お騒がせしまして本当に申し訳ありませんでした」と報告した。

 2002年に小室と結婚したKEIKOは、11年にくも膜下出血を発症。それからは療養生活を送っている。そうしたなかで18年には、看護師Aさんとの不倫報道があった小室が突然、引退を表明した。

 その時に開いた会見で小室が口にしたのが〝介護疲れ〟だった。KEIKOは「高次脳機能障害」を患っており、大人同士の会話ができなくなったこと、小4レベルの漢字ドリルを楽しそうにやっていることなどを赤裸々に明かした。そのため、大人の男女の会話ができるAさんと急接近したという論法だ。

 Aさんと不倫関係にはなかったとはいえ、親しくなったのはまるでKEIKOのせい――小室の言い分には同情論も集まったが、KEIKOと周辺は違ったという。

「小室の説明だと、病気の影響でKEIKOはまるで子供に戻ったかのように聞こえますが、この引退会見した時点でもそんなことは全くなかった。普通に話せましたし、昔のような高音こそ出ないものの歌も歌っていた。小4レベルなんてもってのほか。小室の主張はウソばかりとブチ切れていた」(芸能関係者)

 この引退会見後、完全に別居し、2人の仲は決裂した。小室がKEIKOにまともな生活費を渡していないという文春砲もあった。

「調停では小室がキチンとした形で財産分与するということが決まりました。これらのことが解決したことで、離婚は成立となりました」(前同)

 小室にすっかり愛想を尽かしているKEIKOは、最後に自らの〝腕〟で引退会見のウソを暴いてみせた。

「直筆のメッセージを見ると、とても小4レベルとは思えない。完全に大人の文章です。わざわざ直筆にすることで、引退会見はウソばかりだったと知らしめたのです」(テレビ局関係者)

 メッセージの中で、KEIKOは「おかげさまで大きな後遺症もなく、元気に日常生活を送っております」と断言。

 さらに「今後も健康管理に気をつけながら、アーティストとしても皆様に恩返しができるよう、精一杯努力して参ります。新たな気持ちと強い決意で前に進んでいきたいと思っております」と、再びアーティストとしてステージに立つ意欲まで見せた。

 KEIKOは会見を開いて小室の非をあげつらうようなことはしなかったが、直筆文書一つで自分に真があることを証明してみせた。