元貴乃花親方の貴乃花光司(48)が反撃に打って出た。先週、長男の花田優一(25)が週刊女性で「父・貴乃花のモラハラや暴力があった」という告白記事を掲載したところ、今度は貴乃花が10日発売の週刊文春で「このまま〝黙して語らず〟とはいかない」と反論したのだ。

 約5時間にわたる文春のインタビューでは、優一の告白をことごとく否定。靴職人という本業を疎かにする姿勢や、18年に離婚した陣幕親方の長女に対するひどい扱いを明かしたうえ、さらに息子を甘やかす元妻・河野景子を批判した。

「息子は私を中傷する身勝手な発言を繰り返している。それらの内容は、自分に都合の悪い事実が伏せられて、巧妙な嘘で塗り固められています」と斬り捨てた。

 公の場で「息子は完全に勘当しておりますので」と断言するように、親子断絶状態だが、約2年前の時点では息子の〝後始末〟をしていた。貴乃花は現在、優一が解雇となった芸能事務所に所属し、活動している。

 その理由として、優一が前所属事務所と金銭問題を抱えており、それを解決するために自らが所属となったと言われている。「貴乃花は、少なくとも事務所と契約した直後くらいの2019年の春先あたりのころには、息子の尻ぬぐいを必死にしていた。選挙への出馬の可能性もちょうどメディアに取り上げられた時期だったので、かなり大変だったと思う」と芸能プロ関係者。

 兄の花田虎上(元横綱若乃花)、母の藤田紀子に続いて、長男、元妻とも絶縁状態となった貴乃花。優一のさらなる反撃いかんでは、日本中を巻き込む親子ゲンカに発展しそうだ。