タレントの大竹まこと(71)が8日、パーソナリティーを務める文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」に出演。菅義偉首相(72)の答弁の矛盾を指摘した。

 新型コロナウイルス感染症のまん延に伴い7日、記者会見に臨んだ菅首相は1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)への緊急事態宣言の再発令と、飲食店の営業時間短縮、テレワークの更なる推進などを訴えた。

 大竹はまず菅首相の〝クセ〟について「総理がよく仰る言葉で『仮定の質問には答えられません』と言ってるよね」と指摘。

 その上で西村康稔経済再生担当大臣の答弁を引き合いに「西村さんは500人(東京の緊急事態宣言解除の基準)って答えてるわけだよね」と前置きし「『仮定の質問には答えられない』っていう意味がさ、よく分かんないんだよね。だってまさに『いつまでの期間で、何人まで減らして、緊急事態を解除する』って仮定じゃない。当たり前の話で、逆に言わなければならないこと。これを言わないで『仮定の質問には答えられない』って、いつまでだか分かんないじゃない」と述べた。

 大竹は菅首相が10月の所信表明で語った「2050年までに二酸化炭素の排出を実質0にする」に反応。「これも仮定じゃねぇか」とツッコんだ。