東野幸治(53)が2日、自身のユーチューブ「東野幸治の幻ラジオ」を更新し、明石家さんまに〝幻滅〟したエピソードを語った。

 東野は先日、日本テレビ系「誰も知らない明石家さんま 第6弾」の収録に参加。番組ではさんま本人が臨んだロケもあり、そのVTRをスタジオで見る直前に騒動は起きた。

 収録前の打ち合わせで、ディレクターから、3時間特番で時間がなく、コロナ禍でスタジオも1時間に1回休憩を入れなければいけないため、VTRを「1・3倍で流す」と告げられたという。


「俺、え!?ってなって。さんまさん自らロケ行ってんのに、1・3倍はあかんでしょ。プロのお笑いは自分の間を大切にする。さんまさんも気分悪いし、『絶対やめたほうがいいですよ』って『さんまさんがいいって言うわけない』って言ったんですよ。そしたらディレクターさん言いづらそうに『さんまさんからもOK出てます』。え、ウソー!ってなって」

 東野によると、さんまは編集へのこだわりが強く、タレントのしゃべった言葉を文字で出す「コメントテロップ」や、エピソードトーク中に、同時に出す「再現アニメ」などは絶対に許さない「最後の武闘派お笑いタレント」。
 
 それだけにどうしても疑問がぬぐえなかった東野は、本番中VTRを流す直前に、さんまに「いいんですか?」と直接聞いたという。

「そしたらさんまさん、『そやねん。こないだも1・3倍速でV見たんやけど、テンポあってええねん!』って言ったんです。ショックでした。話芸って何ですか? 間って何ですか? それよりテンポが大事なんですか?」

 イメージを覆す事態を大いに嘆いた東野だったが、実際に1・3倍速で見ると「見やすかったです」とのこと。だが、最後まで釈然としない口ぶりだった。