舌がん、喉頭がん、肺がん…エディ・ヴァン・ヘイレンさん 病魔との〝10年戦争〟

2020年10月07日 12時12分

亡くなったエディ・ヴァン・ヘイレンさん(ロイター)

 6日に65歳で亡くなった米人気ロックバンド「ヴァン・ヘイレン」のギタリスト。エディ・ヴァン・ヘイレンさんは10年以上にわたり、がんとの闘病を続けてきたと米芸能サイト「TMZ」が伝えた。

 同サイトによると、特にこの5年は喉頭がんの放射線治療を受けるため米国とドイツを往復。しかし、昨年11月から状態が悪化し、新たに見つかった肺がんは脳や他の臓器にも転移。今年は入退院を繰り返していた。

 エディさんに最初のがんが見つかったのは2000年。舌がんだったが、エディさんは「20年以上、演奏中に金属製のギターピックを口に加えていたことが原因だ」と話していた。舌がんは2年間の治療で完治したとされた。

 エディさんは1955年、オランダ・アムステルダムで生まれ、60年代初頭に家族で米国に移住した。幼いころはクラシックピアノを習っていたが、やがてギターに転向。ドラムを担当する兄アレックスにリードボーカル、デビッド・リー・ロスとベースのマイケル・アンソニーを加え、70年代に「ヴァン・ヘイレン」を結成した。

 83年の大ヒットシングル「ジャンプ」は全米チャート1位を記録するなど、同バンドの代表曲となった。

 その後、06年には息子ウルフギャングがヴァン・ヘイレンにベーシストとして加入し、親子で音楽活動を続けていた。

 ウルフギャングは6日、ツイッターで父親の死について、「こんな投稿をしなければならないのは信じられないが、父が長くつらいがん闘病の末、今朝亡くなった」と報告。「素晴らしい父親であり、ステージでもステージ外でも父と過ごした全ての時間は貴重だった」とツイートした。

 エディさんと同時代に活躍したロックバンド「キッス」のリーダー、ジーン・シモンズはツイッターで「胸がはりさける思いだ。エディはギターの神様であり、美しい心を持った人だった」と悼んだ。