中国の“ノストラダムス”劉基が650年前にコロナ蔓延予言していた

2020年07月25日 14時00分

第35回隅田川花火大会から(12年7月28日)

 東京都で24日、新型コロナウイルスの感染者が新たに260人報告された。過去最多を更新した23日の366人は下回ったものの、悪化傾向が続いている。また、大阪府は24日、過去最多となる149人が感染したと発表した。そんな中、ひそかに注目されているのが“中国のノストラダムス”劉基。650年以上も前に、新型コロナウイルスの蔓延を“予言”していたからだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大で延期となった東京五輪開幕まで1年を切った24日夜、少しでも社会を明るく盛り上げようと、秋田県や東京都など各地で花火が一斉に打ち上げられた。

 感染拡大による閉塞感を乗り越え、日本が新しく生まれ変わる合図になってほしいと、日本青年会議所(JC)が企画。JCによると、雨で中止になった鹿児島県を除く46都道府県の117か所で午後8時から夏の夜空を彩った。打ち上げ時間は約1分半だったという。

 花火で厄払いといきたいところだが、その災厄である新型コロナを予言していたのではとマニアの間で騒がれているのが、劉基(1375年没)だ。日本での知名度こそ低いが、中国では超有名。「三国志」に登場する諸葛孔明の生まれ変わりとも言われている。

 明(1368~1644年)の初代皇帝・朱元璋に仕える軍師として数々の戦を勝利に導き、天文学や地理学、算術などにもたけていた。風水と方位学を応用した「奇門遁甲」という占いで、明の行く末だけでなく、遠い未来を予知する能力があったとも。

 劉基のものと思われる碑文が発見されたのは、くしくも“ノストラダムスの大予言”で地球が滅亡するとされた1999年。陝西省の太白山で起きた地震により、崩れた壁の中から見つかった。発見当初はあまり話題にならなかったが、今年に入り、その中に新型コロナ禍を予言するような詩が多数含まれていることが明らかに。

「天有眼、地有眼、人人都有一雙眼(天に眼あり、地に眼あり。そして人はふたつの眼を持つ)」の一節から始まる“予言詩”は、「天也翻、地也翻(天地がひっくり返る)」「貧者一萬留一千、富者一萬留二三(貧乏人は1万人のうち1000人だけ、金持ちは1万人のうち2~3人だけ生き残る)」「平地無有五穀種、謹防四野絶人煙(野に種まく人なく、人家の煙も絶えた)」と、大災害の暗示が続く。

 そして注目が「若問瘟疫何時現、但看九冬十月間(その疫病は九冬から10月に現れる)」という箇所。「九冬」とは中国の暦で冬至から81日間のことで、12月22日から3月12日あたりを指す。10月は、予言詩が書かれた時代の旧暦だと11月ごろ。

 さらに「難過豬鼠年(猪年と鼠年を無事に過ごすのは難しい)」とあり、まさしく昨年の干支がイノシシで今年がネズミだ。つまり、その冬に疫病が蔓延すると解釈できる。しかも「湖廣遭大難(湖廣が大きな災難に遭う)」という予言に記された当時の省「湖廣」は、今で言う湖北省や湖南省辺りで、その省都がなんと“コロナ震源地”武漢。

 つまり「2019年の冬から武漢で疫病が発生し、天地がひっくり返るような災害となり、大勢が死ぬ」と解釈できる。

 疫病で「有飯無人食(食事はあれど食べる人なし)」というのは、ロックダウン(都市封鎖)で機能停止した街を。また疫病が広がり「天下亂紛紛、東西餓死人(天下が乱れ、争いが起き死者が出る)」という部分は、中国による香港弾圧や米国の暴動などだという指摘がある。

 この予言だと、混乱は「天番龍蛇年(龍年と蛇年)」つまり次の辰年と巳年の2024年と2025年まで続くとされる。

 中国ではこうした話題は「社会不安を助長させる」という理由から、SNSなどで語り合うのが法的に禁じられているが、台湾などでは話題になっている。コロナ禍が25年まで続くのは耐えがたい。ノストラダムスの大予言同様、外れてほしいものだが…。