女優の郁美カデール(14)、廣田朋菜(33)が24日、東京・渋谷区のアップリンク渋谷で行われた映画「クシナ」(速水萌巴監督)初日舞台あいさつに登場した。

 同映画は女だけが暮らす男子禁制の山奥の集落を舞台にした物語。速水監督は同映画が初の長編監督作品で、第13回大阪アジアン映画祭で「JAPAN CUTS Award」を受賞した。

 ヒロイン役の奇稲(クシナ)に抜擢された郁美カデールは撮影当時9歳。母親には映画出演を反対されたそうだが「主役なんで絶対にやりたい!と言いました」(郁美カデール)と、芯の強さを見せた。

 廣田は14歳の時にクシナを生んだ28歳の母・鹿宮(カグウ)を演じた。「希望の見える映画だと思っています」と廣田。撮影は15年ぶりに映画出演した女優・小野みゆきと母娘という関係の役どころだった。

「小野さんの迫力がすごくて! スクリーンでぜひ見てください」と話す。

 撮影中は小野と同宿だったそうだが「お風呂に入っていると小野さんが来て『廣田さん、スタイルいいわね』と。私は『何ですか!? 恥ずかしいっすわ~。もう出ます!』と。あんなにスタイルの良い小野さんに言われても恥ずかしいです」と照れた表情で、思い出を振り返った。