教育評論家の尾木直樹氏(73)が、大学入学共通テストが予定通り来年1月16、17日に行われるという報道に11日のブログで「本気でしょうか?」と異議を唱えた。

 新型コロナ感染拡大の影響で多くの高校が休校となっていため、延期論も出ていた中での決定について「文科省は高校の校長会の意見は『予定通り』だからと言うが なぜ予定通りなのか公表すべきじゃないでしょうか? と言うのも全国的な高校の先生方の意見とはどうしても思えないからです」という。

 具体的には「会長を務めるような高校は早目に教科書を終わり、3年生は受験に特化した歪んだカリキュラム 特に一部の私学には特に多くて問題視されています」とし、私立の進学校などの意見が尊重されているのではないかと見ているようだ。

 その上で「親の一部にも 休校の影響はないと受験主義の方もおられるようですから 文科省は高校会じゃなくて現場の声」と強調。「しっかりしてほしいものです!」と検討を促した。