吉永小百合のあだ名は“パン子”「五島椿の酵母を使ったパンが楽しみ」

2020年02月26日 15時10分

吉永小百合

 女優・吉永小百合(74)が26日、東京・中央区銀座の二十五世観世左近記念観世能楽堂で行われた「五島の椿プロジェクト」発表会(松下財団主催)に出席した。

 五島椿を原料に、染色家の志村洋子氏が染め上げたピンクの着物で登場した吉永は冒頭に「ウイルスが猛威を振るって、たくさんの方が苦しんでいらっしゃる中で、このようなイベントに出席できて本当にありがとうございます。感謝しております」とあいさつしてから話し始めた。

「2011年に仕事仲間と初めて五島の教会群に行き感動した。空気がきれいで景色が良く、お魚がおいしい。ここが人間の生きる原点だと感じた。そして翌年も上五島を訪れ、たくさんの教会を見た。素晴らしかった」。プライベートで2度訪問し、五島に魅了された。

「ただ、お店のシャッターが閉ざされているのが心配だった。それと、3月だったので、生徒が帰任する先生を送ったり、島を離れる同級生を送る光景を波止場で見て、胸が切なくなった。この島で皆さんが生き生きといつまでも生活できたらいいな。そんな経験とプロジェクトの趣旨が重なった」という。

 吉永は五島の食についても「私はなまこが大嫌いだったが、採れたてをさばいてもらったら、おいしかった。それにお頭付きのタイが200円。安いでしょ。五島牛も美味だった」と語った。

 種子だけでなく、皮、葉、枝、花などを研究した結果、五島椿からは現時点で6種類の酵母が発見されている。吉永は「私はあだ名がパン子というくらいパンが好き。早くこの酵母を使ったパンができるのを楽しみにしている」と期待した。

 プロジェクトは、長崎・五島列島に1000万本自生し無限の可能性を秘めた「椿」を核に、産学官民が連携。持続可能な産業と雇用を創出し、急速に過疎化が進む現地の活性化を目指す。財団代表理事の松下剛氏(MTG社長)は同地出身で、まずはMTGグループの五島の椿株式会社が、スキンケア商品を販売する。