TBS10月新番組「世界衝撃映像」の今さら感に不安の声 MCはジュニアか山里で調整中

2019年08月28日 11時00分

山里亮太(左)と千原ジュニア

 TBSが10月から、水曜午後9時からの1時間枠で、新バラエティー番組「世界衝撃映像(仮題)」をスタートさせることが26日、本紙の取材で分かった。MCは、お笑い芸人・千原ジュニア(45)か「南海キャンディーズ」山里亮太(42)で調整中だという。だが“衝撃映像モノ”は、民放各局が特番で放送しているうえ、ネットではユーチューブなどの動画サイトで星の数ほど流れている。レギュラー化しても視聴者にソッポを向かれるのでは、と心配する声も上がっている。

 TBSでは現在、水曜午後8時から2時間の特番枠「水トク!」を放送しているが、10月の改編で撤廃。8時からの1時間枠では、「TOKIO」国分太一とタレント・渡辺直美が出演するバラエティー番組「世界くらべてみたら」が放送されることが決まっている(本紙既報)。それに伴い、空いた9~10時の枠に「世界衝撃映像」が新たに始まることとなった。

 TBSは2009年から、世界中の驚きの映像を厳選する単発特番「世界衝撃映像100連発」を不定期で放送している。MCは主にジュニアが務めてきた。さらにそこから派生して生まれた単発特番が「世界のド肝を抜いた!衝撃“神”映像」で、こちらは山里がMCを担った。

 これらの特番が、「世界衝撃映像(仮題)」として10月から午後9時枠のレギュラー番組に昇格し、MCはジュニアか山里のどちらかで調整中という。

 2人が所属する吉本興業では、「カラテカ」入江慎也が仲介した闇営業で、反社会的勢力の忘年会に所属芸人が参加した問題に端を発した騒動でここ数か月、揺れに揺れた。特に当初、「ノーギャラだった」とウソをついていた「雨上がり決死隊」宮迫博之は猛批判にさらされた。この騒動では、吉本という会社自体が大きな批判を浴びた。所属芸人への影響も少なくなかったが…。

「少なくともジュニアと山里は、この問題に関してはノーダメージ。ジュニアはレギュラー出演するTBSの『ビビット』で、宮迫に厳しいコメントをしていた。山里も、日本テレビの『スッキリ』に“天の声”として出ているが、MCの加藤浩次が激高して会社批判を繰り広げても、一歩引いて冷静にコメントしていたから」(テレビ局関係者)

 MCに関してはジュニアと山里、どちらが務めても問題はなさそうだが、心配されているのは番組の内容についてだ。

 というのも、この類いの番組は、TBS以外でも民放各局が「衝撃映像」などと題してこぞって特番で放送しており、視聴者にとっては食傷気味といえるものだからだ。

「各局が番組制作の予算削減を迫られる中、“衝撃映像モノ”は、海外の映像を格安で買い付けて低コストで制作できる。かつ、映像ありきの番組だから、出演者の力量は問われない。お手軽だから各局、似たような“衝撃映像モノ”を放送している」(同)

 テレビではすでに飽和状態にもかかわらず、TBSはレギュラー化に踏み切るのだから、時代に逆行していると言われても仕方がない。そのうえ規制の少ないネット上には、テレビでは放送できないような“衝撃映像”があふれ返っている。

「特にユーチューブでは、『衝撃映像』と題した世界中の動画が星の数ほど配信されている。10月からレギュラー化されても新鮮味がない。ユーチューブでも見られそうなテレビ番組を増やしても、ますます若年層がテレビ離れしてしまう」(同)

 スタート前から心配の声が上がる新番組だが、それを覆すような内容を見せて、高視聴率を獲得できるか?