お笑い芸人の千原ジュニア(45)が23日、TBS系「ビビット」で、吉本興業の岡本昭彦社長が22日に行った会見に言及した。

 お笑いコンビ「雨上がり決死隊」宮迫博之(49)、「ロンドンブーツ1号2号」田村亮(47)が20日に開催した謝罪&暴露会見を受けて、岡本社長が臨んだ会見は5時間半に及んだ。ジュニアは「非常に残念な会見やったと思います」と辛口評価。「寝耳に水の、クーデターみたいな会見が土曜日にあって、日曜を挟んで中1日でやったのがすべての間違い。拙速過ぎた」と準備不足と指摘した。

 吉本芸人が会見中にSNSで社長の答弁やギャラについて突っ込みを入れる展開になったが、「それが吉本。何でも許される」とコメント。また「多くの芸人がいるので、後輩が先輩を選べる。好きになったら近づけるし、違うなと思えば離れるのもあり」と吉本の仕組みを説明した。

 約6000人の芸人を抱える吉本ならではのメリットを強調する一方で、現在の岡本社長体制の変化も必要だと強調。「クセの強い芸人6000人ですし、一人じゃ無理でしょ」と分社化の必要性を訴えた。そして「テレビでやりたい、劇場でやりたい、ネット配信をやりたいという芸人はいると思う。自分に合った社長の下でやりたいとかあるんじゃないか」と芸人が社長を選べる“多様化”への変化を訴えた。