【ニュースシネマパラダイス】10年前にコロナを予言? タイトルはずばり〝感染〟

2022年01月11日 14時00分

医師を演じたマリオン・コティヤール(ロイター)
医師を演じたマリオン・コティヤール(ロイター)

 どうも! 有村昆です。新型コロナの感染拡大が新たな局面を迎えていますね。第6波が現実的となり、9日からは沖縄、広島、山口にまん延防止等重点措置の適用が始まりました。かくいう僕も2020年7月にコロナ感染しました。風邪とは違う倦怠感と節々の痛み、そして39度の熱がドーンと来て…。一時的に味覚もなくなり、数日間苦しみましたが、その後は回復しました。改めて医療従事者の方々に感謝申し上げます。変異株「オミクロン株」は今までより感染力が高い可能性といいますし、予防対策を徹底しましょう!

 今回ご紹介するのは、未知のウイルスによる現在の社会状況を10年前にまるで予見していたような作品です。タイトルは「コンテイジョン」。意味はそのものズバリ“感染”です。映画「セックスと嘘とビデオテープ」でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールを受賞したスティーブン・ソダーバーグ監督がメガホンを取りました。

 謎のウイルスに感染した人はみんな咳をして、風邪のような症状を訴えます。そしてバタバタと死んでいく。謎のウイルスに世界が恐れ混乱する中、都市のロックダウンや物の買い占め、奪い合い、周りの人への疑心などが起こります。とても興味深いのは、その謎のウイルスの感染源がコウモリに設定されていること。しかも中国由来なんです。

 新型コロナの感染源ははっきりしていませんが、以前コウモリ説もありましたよね。日本で感染が広がる様子も描かれたり、米CDC(疾病予防管理センター)まで出てくるという、かなり専門的に考証されています。

 その後、世界はねずみ算的な感染爆発に陥ります。256人感染したと思ったら、次の日は6万人…。学校はリモートワークになり、女子生徒は「私の青春返して!」と叫ぶ。今では当たり前のように聞こえる「ソーシャルディスタンス」「クラスター」といったワードや陰謀論者がデマを流すというシーンまで実にリアルです。社会が崩壊に向かっていく中、国や医師、家族や大切な人を守るべく人たちがとった選択はいかに?

 主演で医師役を演じたのがアカデミー賞女優マリオン・コティヤールです。使命感を持った医師を迫真の演技で演じています。映画は感染症の脅威と人々のパニックを見事に際立たせています。この映画のストーリー自体は本当に恐ろしいですが、今後のコロナ社会を生きていく上で、私たちに何らかのヒントを与えてくれるかもしれませんね。そういう意味でもオススメの一本です。

関連タグ: