【マーティ&島倉りか 昭和ソングって素敵じゃん】マーティが厳しめの反応…そのワケは?

2021年05月30日 10時00分

マーティと倉島

 世界的に有名なギタリスト、マーティ・フリードマンが、平成生まれのアイドルと昭和の歌を語る連載。昭和歌謡好きで知られるBEYOOOOONDSの島倉りか(20)が今回勧めるのは、昭和の晩年、1980年代半ばに大人気だったチェッカーズ。曲を聴いたマーティは厳しめの反応。その理由は?

【チェッカーズ論1】

 ――改めて島倉さんご持参のレコードを見て、気になる人は

 マーティ ん~、聖子ちゃんしか知らないです。

 島倉 チェッカーズはどうですか?

 マーティ 僕はよく知らないですが、ROLLYさんが詳しかったですよ。この前、ROLLYさんとやってるユーチューブの「ROCK FUJIYAMAチャンネル」で、「うっせぇわ」(Ado)とチェッカーズの曲を強引にマッシュアップしたんです。楽しかったです。

 島倉「ギザギザハートの子守唄」(1983年)ですか?「うっせぇわ」の最初の方に出てくる「ちっちゃな頃から優等生」の部分で、「ギザギザハート――」の「ちっちゃな頃から悪ガキで」を思い出したんです。この歌詞はチェッカーズかなとピンときました。

 マーティ その曲です! よくすぐにわかりましたね。

 ――直後に「ナイフ」が出てくるのも共通してますね。島倉さんが生まれる17年前の曲ですが…

 マーティ よくわかりますね。ROLLYさんと一緒にやったマッシュアップ…(ユーチューブを探す)。これ、見てください。

 島倉(動画を見ながら)すごい! マッチしてますね。

 ――島倉さん、ちゃんとチェッカーズの歌詞に反応してましたね

 マーティ 詳しさにビビっちゃいます(笑い)。でも話がススムじゃん。どういう曲が好きなんですか?

 島倉 メンバーが作詞作曲するようになってからの曲で、「Jim&Janeの伝説」(88年)が好きです。

 ――作詞・藤井郁弥、作曲・鶴久政治。私はリアルタイムで聴いて、いまだに好きな曲です。名曲だと思います

 島倉 この歌詞は80年代の青春のイメージです。私、「ホットロード」という漫画が好きで、バイクに乗っている若い子たちの話なんですけど、昭和ってああいうキラキラしたイメージがすごくあるんです。今にはない文化に憧れてます。

 ――郁弥さんはまさにその「ホットロード」を参考にして詞を書いたそうですね。聴いてみましょう(曲を再生)

 マーティ うーん、時代を感じますね。80年代の日本のポップスは、今より洋楽の影響が非常に大きいんです。この曲もほとんど日本の味がしないです。言い方悪いけど、適当に当時アメリカではやった曲のイメージもらったり、影響されたり、音の作り方をパクったりした感じがあります。そこにちょこっと日本の味が入ってる感じです。

 島倉 そうなんですか。

 ――なかなか厳しい評価です。もう一曲、メンバーが作った「I Love you,SAYONARA」(87年、作詞・藤井郁弥、作曲・大土井裕二)はどうでしょう。これも名曲だと思います(曲を再生)

 島倉 今日聴いてきました。すごくいい曲ですよね。サビのメロディーが好きです。

 マーティ この曲も時代を感じますね。80年代のアメリカンポップスのメロディー、楽器の編成、歌い方です。当時、全世界この音でした。日本の味は僕には全く伝わらない。印象が非常に薄いです。でも当時聴いたら、印象が全く違うと思います。個人的な感想ですが。

 ――マーティさんのお口に…いや、お耳に合わないですね

 マーティ 日本ならではのおいしさがないからです。今のJ―POPは、すごく“にほーん”です。例えば「うっせぇわ」はメロディーが超日本ぽい。マイナーコードのセンスとか、海外には全くないものです。

 島倉 80年代と今では、音楽の方向性が違うんですね。

 ☆マーティ・フリードマン 米・ワシントン出身のギタリスト。1990年から2000年までメガデスに在籍。04年から拠点を日本に移し幅広いジャンルで活躍している。「紅蓮花」などをカバーしたアルバム「TOKYO JUKEBOX3」が発売中。伝説の音楽バラエティー「ROCK FUJIYAMA」がユーチューブで復活。

 ☆しまくら・りか 2000年8月20日生まれ。東京都出身。19年にBEYOOOOONDSとしてデビュー。ユニットCHICA#TETSUのメンバー。最新シングルはオリコン初登場1位の「激辛LOVE/Now Now Ningen/こんなハズジャナカッター!」。ハロー!プロジェクト2021春公演は「チーム花」で参加。

【関連記事】

関連タグ: