大泉洋主演ドラマ「ノーサイド・ゲーム」ラグビー界に波紋

2019年07月17日 11時00分

主演ドラマが好スタートだった大泉洋

 俳優・大泉洋(46)主演のTBS系連続ドラマ「ノーサイド・ゲーム」(日曜午後9時)にラグビー界が困惑している。同ドラマはラグビーを柱とした池井戸潤氏の原作をドラマ化したものだが、第1話からラグビー界の現状をチクリと批判する場面も。日本で初開催される「ラグビーワールドカップ」の開幕を9月に控えているが、果たしてどんな影響が及ぶのか。

 同ドラマは「半沢直樹」や「下町ロケット」シリーズなどを手がけた人気作家・池井戸潤氏の同名小説のドラマ化で、出世の道を断たれたサラリーマンがラグビーチームのGMとして再起をかける姿を描く。

 松たか子、西郷輝彦ら豪華共演陣でこの夏一番の話題作ともいわれ、7日の第1話の視聴率は13・5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と好スタートを切ったが…。

「原作も“フィクションで実在の人物や団体などとは関係ありません”としていますが、ラグビーフットボール協会などの体質を痛烈に批判している内容なんです。関係者にとっては耳の痛い話ばかりです。ラグビーを題材にしているのですから、協会などがタッグを組んで大々的にPRしてもいいものですが、そういう動きはありません」(テレビ局関係者)

 第1話でも、低迷するチームに対して、主人公の大泉がラグビー界の現状をチクリと刺す場面もあった。さらに、池井戸氏のある発言に選手たちも困惑しているという。

「W杯に絡めたインタビューで、池井戸氏が日本代表に日本人選手が少ないことを嘆き、海外の選手を入れて日本代表を強くすることに異議を唱えたのです。W杯開幕の直前に『なぜ今?』という声が出ている」(前同)

 ラグビーの外国人選手がその国の代表資格を得るためには、「他国での代表歴がない」ことが前提。それに加え、「出生地が当該国」または「両親または祖父母のうち一人が当該国出身」または、「当該国に36か月以上継続して居住している」という3つの条件のうち、1つを満たす必要がある。また、これ以外にも国籍取得を前提とする規定も存在する。

「日本だけでなく、世界の強豪国も外国籍の選手が活躍することは珍しくない。それがラグビーなんです。日本人は海外の選手と身体的な違いが大きく目立っていますが、帰化して日本人以上に日本人らしいといわれる選手も多い。日本代表として海外の選手も悲願の1次リーグ突破に向けてモチベーションを上げている段階。ドラマをきっかけに、そうした選手が日本代表にいることに批判が起きることを心配されている」(前同)

 こうした声もある中、ドラマの影響はいかに…。