NGT運営親会社代表が「卒業メンバーも応援して」「誹謗中傷には法的手段で対抗」

2020年06月05日 22時23分

NGT48劇場

 アイドルグループ「HKT48」を運営するMercuryと、「NGT48」を運営するFloraの両社を支援、統括する持ち株会社として新たに設立された「Sproot(スプルート)」代表取締役の渡邊洋行氏が5日、ツイッターを更新。NGT48ファンへのあいさつ文を掲載し、“再スタート”への協力を呼びかけた。

 渡邊氏は「NGT48運営会社の親会社の代表、という立場からご挨拶させて頂きます」の書き出しでスタート。新体制になったNGTは「これまでと比べると本当に小さな組織ですが、同時に、しがらみやコストも小さく、ある意味では適正サイズのチームだと思います」とした。

 また「NGT48を語るにあたっては、一連の出来事に触れないわけにはいかないです」と世間を騒がせた元メンバーへの暴行問題(裁判で和解)に触れた。渡邊氏は「私は、若いメンバーが被害にあったというあの出来事をいつも頭に置きながら活動することが、今後のNGT48の活動の根幹だと思っています」とした。

 昨年夏から旧AKSの社外取締役を務めていた渡邊氏は「NGT48で起こった一連の出来事は、これまで多くの企業経営に関与した経験で申し上げると、どの組織でも生じてしまう可能性のあるリスクが、責任の所在の不明確さ、情報共有の不足、組織系統の崩壊など、詰まるところリーダーシップの不在によって顕在化し、拡大したものだと思います」と持論を展開した。

 不信感があったことで、NGT48を引き受けることを断ったという渡邊氏。岡田副支配人から「何とかNGT48を助けてやって欲しい。もう一度、チャンスが欲しい。このままだとメンバーは心に傷を持ったまま生きていくことになります」と懇願されたと明かす。

 そして「メンバーとスタッフの安心と安全を守る」「健全な成長の場にする」「ファンを裏切らない」「利益を出す」などの5か条を達成できるなら支援すると伝え、支援する気持ちを固めたと経緯を打ち明けた。

 支援を決めた渡邊氏は「これまでに起こった出来事の本当のところを、私自身、全ては把握できていない」とした上で「もう次に勧めてあげてもよいのではないかと思いました。明確なのは、これまでの経営のやり方を間違えていたということ。メンバーもスタッフも、そしてご家族も本当に傷んでいます」と呼びかけた。

 さらに「志半ばで去っていったメンバーのことを知るにつれ、胸が張り裂けそうになります。その中には明らかに精神的、物理的な被害にあい、今なお、精神的苦痛を受けている方がいらっしゃいます」と、いまも苦しむ元メンバーの現状を訴えた。そして「現役メンバー、スタッフ、会社に対する誹謗中傷やインターネット上での付きまとい行為などには、今後は全て、法的手段で対抗致しますので、もし、卒業メンバーに対する誹謗中傷や付きまといをされている方がいらっしゃいましたら、それらは今後一切おやめください」と断固とした対応を取るとキッパリ。

 渡邊氏は「これからは会社としても卒業メンバーを応援し続ける組織に致します。ファンの皆さまが推してくれたメンバーを、卒業したら会社も推す。推し方は色々あるでしょう。芸能プロダクションでも学校でもないNGT48だからこそできることがきっとあるはずです」と“新生NGT”の方向性を強調。「ファンの皆さまには、これからも色々とご心配をおかけしてしまうと思いますが、どうか温かくそして厳しく彼らを見守ってやってください。そして、卒業したメンバーのことも応援してあげてください。私は全員が仲間だと思っています」と続け「今後のNGT48をどうぞ宜しくお願い申し上げます」と締めくくった。