アイドルグループ「SKE48」の松井珠理奈(22)が7日、愛知・名古屋市のSKE48劇場で行われたチームS「重ねた足跡」公演に出演し、グループからの卒業を発表した。

 終演後には、動画配信サービス「SHOWROOM」の特別番組に出演。9月26、27日に日本ガイシホールで卒業コンサート、劇場での卒業公演を10月5日に行うことを自ら発表した。

 松井は「卒業コンサートの日にちが決定しました。9月26日と27日で、場所は(名古屋市の)日本ガイシホールです」と報告。続けて「(SKE48劇場での)卒業公演は10月5日、SKE12周年の日です。SKEの大事な、おめでとうな日にあれなんですけど、最後の1期生として、12年きっちり最後まで務めたいと思います」と話した。

 今後の活動については「もうちょっと後で言いたいな。今はまだ言えない」と言及を避けながらも「いろんなことをやりたい。歌って踊ってるのを見るのが好きだって言う人が多いから、それは続けていきたい」と歌手活動を継続する意向を告白。「握手会とかもなくなるのは寂しい。『女優でいきます。だからファンイベントはしません』とかはないです」とグループで培った“会える”活動継続も誓った。

 卒業発表を伝えた総合プロデューサー・秋元康氏から「新しいスタートだね。頑張ってね」とエールを送られたという。

 アイドル活動については「やりきったな。SKEにいる間にかなえたい夢はかなえられた。次は自分の夢をかなえたいと思います」。“Jファミリー”と呼ばれる松井珠理奈を慕う後輩メンバーたちが出演し、自身がプロデュースする劇場公演をしたい願望も明かした。

 さらに「新しいグループを作って、プロデューサー的なことをしてみたい」と告白。「歌詞も書いてますし、ダンスも教えられる。プロデュースして自分の遺伝子を受け継いでもらえたら」とさらなる将来像を告白。

 その上で、松井は「自分が売れたいというよりも誰かを輝かせたい。いっぱい秋元先生の歌詞を歌ってきて、いつもすごいなと思う」と尊敬の念を明かし、「秋元先生もいい年だから…。『第2の秋元康』と呼ばれるようにもなってみたい。いつかね! いつかね!」と謙遜しながらも壮大な夢も描いた。

 一方で、松井は「(週刊誌)記者とかに追われるのは嫌だから…いつかは普通になりたい」と普通の女の子への憧れも口に。恋愛解禁については今後のテレビ番組などで聞かれた場合に備えて「どういうふうに答えるのか考え中」と笑った。