昨年、NMB48を卒業した“りぽぽ”こと三秋里歩(22)がホラーサスペンス映画「霊眼探偵カルテット」(6月17日公開)で初主演を果たす。グループ卒業と同時に姓を小谷から三秋(みあき)に改め、山本彩(23)らNMBメンバーをあぜんとさせた三秋。親しんだ名前を変えた理由から、ソロ転身後の決意まで本紙に明かした。

 ――霊能力を持った女子高生4人組が学校で起きた謎の惨殺事件の解決に挑む同作。主人公・森川アイカを演じる

 三秋:私も昔、お化けとかをよく見ていて。最近は徐々に霊が見えなくなってきているけど、気持ちが分かる部分があって、自然と演技に入り込めました。

 ――NMBでも霊感が強いことで知られ、ロケで数珠を持ったりしていた

 三秋:撮影前に出演者みんなで祈祷に行ったんですけど、私が一番真剣にやっていたと思います。お数珠とお塩をカバンに入れて撮影に挑みましたから、無事に終えることができました。

 ――昨年、5年間在籍したNMBを卒業した

 三秋:もともとタレントさんになりたくてアイドルになって、女優さんになりたい夢もできた。卒業してから舞台や映画をやらせていただいて、難しいけど楽しいな、と思うことも多い。今はいろんなお仕事をやろうと思っています。

 ――ソロ転身してよかったことは

 三秋:一番ありがたいのは、移動がめっちゃラクです(笑い)。NMBは人数が多いので、はぐれちゃったりしてたんです。みんな若くて天真らんまんなんで「ちゃんと1列で歩いてな」と言っても、誰かが「これ、おいしそう」とどっかの店に行ったりしてしまう。それを待たなきゃいけなくて。待ち時間とか1人でさびしい時はありますけど、移動はラクになりましたね。

 ――卒業時に改名して周囲を驚かせた

 三秋:ただただ小谷里歩って微妙だな、と。パッとしいひんな。名前がテレビに出た時、小谷里歩って見逃されるなって。画数少なすぎるし…。画数多い名字に憧れてたのもありました。

 ――改名に不安は

 三秋:ファンのみなさんは名字が変わってもこれまでと変わらず「りぽぽ」と呼んでくださる。たまに「三秋さん」と呼ばれても自分じゃないみたいで、返事が遅れてしまうんですよね。もうちょっとなじめるように、三秋さんと呼ばれる回数が多くなるように、頑張っていこうと思います。

 ――女優として、どんな役をやりたい

 三秋:ゾンビ映画が休みの日には3本見るくらい好きなんで、ゾンビになりたいんです。あとは恐竜好きなんでファンタジーな感じの、恐竜に育てられる役ができたら。

 ――劇中で、淡い恋愛模様を演じるシーンも

 三秋:以前、PVで一度だけ男の子と手をつなぐシーンがあったんですけど、それでも3日ぐらい寝れへんくなっちゃって。今回の撮影もどうなるかと思ったんですけど、なんとか…。ただ試写会で、そのシーンは自分でちょっと見ていられなかったです(笑い)。

 ――今は恋愛自由

 三秋:全然、ない…。ゲッターズ飯田さんとごはんを一緒させていただいた時に「23歳で運命の人に出会う」と聞いて。今年8月に23になるんで、めっちゃ期待してます。来年、もう1回インタビューしていただけたら、面白い話できるかもしれません(笑い)。

☆みあき・りほ=1994年8月24日生まれ。京都府出身。血液型A。2016年、NMB48卒業公演で小谷里歩から三秋里歩に改名し、ソロ活動をスタート。多くのバラエティー番組に出演するかたわら、昨年は「昨日の君は、僕だけの君だった」をはじめ5本の舞台に出演。今年もドラマ「でも、結婚したいっ!」(フジテレビ系)に出演するなど女優として注目を浴びている。