父娘がなぜ共演NGなのか――。昨年大ブレークしたタレント・岡田結実(16)が、年末年始テレビ番組出演者ランキングで、並み居る先輩タレントを抑えて、初の女王の座に輝いた。2017年も快進撃は続くどころか、ますます加速しそうな勢い。ただ不思議なのは、いまだ父の「ますだおかだ」岡田圭右(48)との共演が実現していないこと。実は“共演NG”だというのだが、いったいなぜなのか?

 テレビ番組やCMデータの調査・分析をするエム・データ(東京都港区)は「2016年~2017年の年末年始TV番組出演者ランキング」を発表。このランキングは昨年12月28日から今年1月3日に放送された、東京キー局の番組に出演した人物を対象に出演番組数をランキングしたもの。1位から櫻井翔(34)、相葉雅紀(34)、二宮和也(33)と嵐のメンバーが3年連続でトップ3を独占した。

 それ以上に注目なのが、昨年の圏外から一気にジャンプアップし、女性の中でトップとなった岡田結実だ。並み居る“先輩”たちを抑えて、見事に女王となったのだ。

「美形でトークもできる結実は昨年、一躍人気者となりました。視聴者からの好感度も高く、今年もより一層の飛躍が望めそうです」とはテレビ局関係者。

 結実の父である圭右も数多くのテレビ番組に出演しているが、2人がテレビカメラの前で並び立ったことはない。

「最近では結実も公言しているが、2人は共演NG。結実は1歳のころからジュニアモデルとして活躍していたが、かなり長い間、圭右の娘であることは隠していました。これは父親の方針」(芸能プロ関係者)

 父の持ちギャグ「閉店ガラガラ」や、家での父に関する話を結実が披露することはたびたびあるが、圭右から娘の話が出たことはまったくと言っていいほどない。

 ワイドショー関係者は「圭右はサービス精神旺盛で、マスコミの取材でも惜しみなくギャグを繰り広げてくれますが、娘の件になると急に黙り、せいぜい当たり障りのないことをひと言ぐらいコメントするだけ。もはや娘のことを聞くのはタブーに近い」と明かす。

 とはいえ父娘の仲が悪いわけではない。むしろ父親として娘のことを考えているからこそだ。

「娘が芸能界でやっていくと決めた以上『自分の力でやっていきなさい』という考え。“親の七光”を利用すれば最初は有利なポジションに立てるが、実力がなければすぐにメッキがはがれ消えていく。圭右はそれをよく分かっており、娘がそうならないように自分との“セット売り”はしないと決めている。一見すると厳しいが、娘のことを考えた親心」(同)

 確かにここ最近、親の威光だけでデビューし、すぐに姿を消す2世タレントが続出。それらの有象無象から比べると、結実は親の力を借りずに自分の力でこのポジションを築いたと言える。となればそろそろ共演解禁も期待されるが…。

「父にそのつもりは一切ない。ああ見えて頑固だから。実は明石家さんまさんも同じ考えで、娘のIMALUとは絶対共演しない。圭右と同じように『親の七光で仕事が増えてもプラスにならない』という考えなんです」(制作会社関係者)

 同じ芸能界にいる父と娘だが、今後も共演は難しそうだ。