タレント・ローラ(25)が先日、テレビ番組で自身のトレードマークだったOKポーズを「封印している」と告白した。その理由を本人は「恥ずかしくなった」と話していたが、実際は違うと言われている。昨年、詐欺事件で逮捕された父親のせいで、OKポーズができなくなってしまったというのだ。ただローラはこれをキッカケに、“知性派キャラ”への変身を狙っているという。

 ローラは最近、右手の親指と人さし指で丸を作り、頬の横に置くOKポーズを披露することはめっきりなくなってしまった。先週放送された「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)で、そのことについてツッコまれたローラは「そう。ちょっと恥ずかしくなった~」「前は、なんか適当だったの」と、封印していることをあっさりと認めた。

 だが、その理由を額面通りに受け取る関係者は少ない。テレビ局関係者は「父親があんなことをやらなければ、OKポーズは今でも平気でできたのに…。父親のせいで、すっかり変なイメージがついてしまい、今ではローラ本人もやりにくくなったようだ」と指摘する。

 ローラの父は昨年、海外療養費をだまし取ったとして2度逮捕され、今年3月に懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。最初に逮捕された時には処分保留で釈放されたのだが、その時に報道陣の前でOKポーズを作って「ローラ、頑張ってね。OK!」などと連発したのだ。この模様が多くのメディアで報道されたため、一気にOKポーズのイメージが悪化してしまった。こんな経緯があったため、ローラはOKポーズを封印せざるを得なかったようだ。

 当初は「仕事にかなり影響が出る」と心配されていたが、思ったより仕事は減らず踏みとどまった。ピーク時よりバラエティー番組への登場は減っているが、一方でハリウッドの人気映画シリーズの最新作「バイオハザード6‥ザ・ファイナル」(2017年1月公開)への出演が決まるなど、最近は女優業にも進出している。またCMやイベントの仕事も、予想されていたよりは減ってはいない。

「大御所タレントと良好な関係を築いていること、それに若い女性への訴求力がズバぬけていることがローラの強みです。例えば洋服なども自分でコーディネートして、それが売り上げにつながるからクライアント受けもいい。今でもローラはハーフタレント枠のトップにいると言っていいでしょう」(芸能プロ関係者)

 ローラはOKポーズとタメ口、さらにちょっとおバカなキャラが受けて一躍人気者になったが、いつまでもそのキャラを続けていられないことは、本人もよく分かっている。「OKポーズを封印したことをキッカケに、キャラチェンジしていくつもりのようだ。最近は公の場で流ちょうな英語を話すなど、今までとは打って変わった姿も見せている。夏には『食生活アドバイザー検定試験』にも合格した。頭の回転はすごく速い子だから、今後は大人の知的な女性を目指していくのでしょう」と中堅芸能プロ幹部は指摘する。父親の事件がキッカケとなり、新たなローラ像を作り上げようとしている。災い転じて福となるか?