日本ハム・斎藤佑 不振の元凶は大学時代のケガ…ケビン山崎氏明かす

2017年01月26日 16時06分

ケビン山崎氏(右)との秘密トレーニングを公開した斎藤佑樹

 プロ7年目の今季に投手生命をかける日本ハム・斎藤佑樹投手(28)が26日、昨年11月からケビン山崎氏(65)と行ってきた秘密トレーニングの一端を公開した。

 

 チームメートの中田翔内野手(27)も契約を結ぶパーソナルトレーナーとこの3か月間、都内のジム、沖縄、グアムで行ってきた極秘トレ。長きにわたって斎藤の課題であった股関節、体幹強化メニューのうち4種類をこの日は報道陣に公開した。

 

 最大傾斜22・5度のランニングマシンを正しいフォームで走り、「ケトル・ベル」というダンベルを使って行う肩や肩甲骨のポジショニング矯正では苦しさのあまり斎藤の口から思わずうめき声が漏れた。

 

 ケビン氏は「実は彼は大学2年時に左の股関節を故障している。その辺からフォームが崩れ始めている。体が小柄で柔道でいう一本背負いのようなフォームの彼の左股関節がブレてしまうと全てが遠回りになってしまう」と、ここ4年間で3勝6敗と迷走する斎藤がひた隠しにしてきた“元凶”に言及。続けて「それをごまかしながら投げていてプロ1年目に左腹斜筋、3年目に右肩を負傷した。一連の動きで(正しいフォームが)迷子状態になってしまった。それを本人が(公に)説明していないから世間から誤解を受けた」と斎藤を擁護した。

 

 ケガの影響で正しく使うことができなくなった筋肉を教育し、軸の矯正を行ってきたこの3か月間をケビン氏は「一番良かった大学1年の時のフォームへの再生」と表現。「10年の間にクセが違う方向に行ってしまっていた。まだいい時と(悪い)クセが出る時(の割合)が7―3ぐらい。疲れてきたらクセが出るかもしれない」と現状を説明した。

 

 また、同氏は斎藤がつい10日ほど前に鎌ケ谷の二軍施設でブルペン入りし、8~9割の加減でこの時期としては異例の145キロをマークしたことを公表。その上で「160キロとかの投手ではない。技巧派で打ち取ったり意外性で三振取ったり組み立てる投手ですから。球が見えやすくなった瞬間からおしまい。今の腰高の状態で打者から見てアウトコースの球がだいぶ見えにくくなっているようだ」と現在の取り組みが一定の成果をあげ始めていることを強調した。

 

 斎藤は「股関節や肩の故障もあって下半身から力をもらって上に伝えて投げることができなくなっていた。毎年この時期はベストな練習をしているつもりだったけど今年は例年以上に仕上がっている。(目標は)自分の中でのキャリアハイは目指したい。プロである以上は結果が大事だということは理解している。ファン、球団に恩返しするためにもそこを目指したい」とプロ1年目の6勝超えを高らかに宣言した。