覚醒剤取締法違反などの罪で有罪判決を受け、病院で治療中とみられる歌手ASKA(56=飛鳥涼、本名・宮崎重明)に対し、“薬物事件の先輩”の歌手清水健太郎(62)が、「病院治療なんて必要ない」と発言し話題になっている。薬物逮捕の常連だけに「シミケンがよく言うよ!」と“暴論”にしか思えない。ところがどっこい!薬物に詳しい関係者からは「あながち間違いではない」という驚きの指摘が飛び出した。その理由とは――。 (本紙取材班)


 清水は12日、11年ぶりのCDとなる新アルバム「リスタート」(21日発売)の発表会見を行い、この場で個人事務所社長を務める瑞穂夫人(44)と結婚したことを明かした。今回で3度目の結婚だが、「満足させるように立派に守っていきたいと思う」と話した。


 過去に薬物関連で6回も逮捕されている清水。瑞穂夫人から出された条件は当然、二度と薬物に手を出さないこと。


 清水は「誓えます」と自信満々だ。しかも、返す刀でASKAの話題にも言及

。「僕の姿を見てほしい。大事なものを守ってほしい。ASKA、頑張れよ、早く戻ってきてくれ。ASKAくん、本当に大事なものを見つければ、必ず治ると思う」とエールまで送った。


 清水は2012年7月に刑務所から出てきてから、ライブハウスやスナック等で地道な音楽活動をしてきた。そんな清水が言う「大事なもの」とは、ファンや家族だという。薬物を断つためには強い意志に加え「大事なものを守りたい」という気持ちの重要さを強調した。


 清水本人が今度こそ立ち直れるかどうかはともかく、現在、ASKAが行っているとみられる病院での治療はバッサリと斬り捨てた。


「病院で何を教えてくれるんですか? 人の気持ちは『やめろ、やめろ』と言われれば、助長される。逆に大事な人の目の前で『やってみろ!』と言われれば引きます。僕から言わせれば一時の快楽。何回もした自分が言うんだから間違いない」


 どうやら、患者の体の治療はともかく、気持ち=心を完治させることはできないと清水は言いたいようだ。


 薬物犯罪は他と比べると再犯率が高く、それこそ病院などでの強制的な治療が必要だとされる。そういう観点からすると清水の「病院は必要ない」という意見は“暴論”に聞こえる。


 しかも清水自身、何度も逮捕されているのだから「説得力に欠ける」と言われても仕方がない。


 だが、薬物事情に詳しい関係者は「病院など各種の更生施設はムダとは言わないが、“もろ刃の剣”となりかねない状況もある」と指摘する。


 その理由は、更生施設の患者を“狙い撃ち”にしてくるクスリの売人が存在するためだ。


「当然だが、そういう施設にいるのは薬物中毒者ばかり。クスリの快感が頭から抜け切れず、そんな話ばかりしている連中もいる。売人からすれば『優良な顧客』が揃っているということ。施設の外で待ち伏せし、入所者と何とか接触を図ろうとする売人もいると聞く。よほど強い意思がない限り、目の前にクスリを見せられて手を出さない中毒者はいない」(同)


 ちなみにASKAが入院しているとされる病院は、外部との接触を完全にシャットアウトしているというが、「それでもあの手この手で接触しようとするのが売人だからね」(同)。


 会見で清水は「テレビ局の方、薬物関連のコメンテーターは僕にお願いします。やったことない人間が、とやかく言ったってしょうがない」とコメンテーターに立候補した。


 確かに有名人が薬物を使用しているという噂は後を絶たず、今後も逮捕に至る事態も予想される。そうなった場合、清水の“生きた話”は貴重なのは間違いない。