アイドルグループ「SKE48」の大矢真那(27)が30日をもってグループを卒業。松井珠理奈(20)、松井玲奈(26=卒業)らと同じ一期生としてグループ立ち上げからSKEを支えてきた大矢のラストインタビューを2回にわたってお届けする。「9年間、恋愛禁止を守ってきました」。ファンに対して常に誠実であり続けようと努力してきた名古屋を代表するアイドルのラストメッセージとは――。
――今の気持ちは
大矢:長い間、SKEとして活動してきたので普通にさびしいです。中学校や高校の卒業式のさびしさと同じ感じですね。
――9年間の活動で思い出に残っていることは
大矢:ありすぎて。オーディションの時のことも、受けた後の周りの反応のことも、レッスン初日のことも覚えている。初日はビルの一室を借りてやっていたんですけど、フローリング加工されていない大きな部屋だったんですよ。そこに牧野アンナ先生(注・日本を代表する振付師。安室奈美恵が所属していたアイドルグループ「SUPER MONKEY,S」の初代リーダーでもあった)がいらっしゃって。一生懸命取り組んだし、全部が新鮮で一つひとつ鮮明に覚えています。
――卒業コンサート(24日)ではSKEに期待することとして「厳しいことは厳しく、しっかりすべきところはしっかりして、みんなに清く正しくまっすぐに歩んでほしい。そうすれば必ず報われると思うし、ファンの方を大切にしてほしい」というメッセージを残した
大矢:あいさつとかはしっかりしてほしいし、厳しくすることは厳しくするべきだと思います。例えばレッスン靴のままコンビニに行って、そのままレッスン場に入ると土足で入るのと一緒じゃないですか。そういうことが私は引っかかるんです。楽屋では飲食禁止なんですけど、やっぱりおなかが減っちゃう。こっそり食べているのを私が見つけると「あっ、ヤバイ」みたいな感じでみんな隠すんですよ。“小姑が来た”みたいな(笑い)。「真那さんに見られたからヤバイ」という感じで。
――そういう部分をしっかりしていかないとグループとしてのモラルも低下していく
大矢:今のチームSだと副リーダーの犬塚あさなちゃんがそういうことを自分から言ってくれるんです。周りから見たら口うるさいと思われるかもしれないけど、そういうことをちゃんと言ってくれる子を(運営サイドには)評価してほしいですね。評価するというのは何か仕事を与えるとかではなく、そういう部分をちゃんと見てあげて、裏でのフォローとか。ちゅり(高柳明音)や大場美奈ちゃんもSKEの活動に対する姿勢については(後輩に)厳しく言ってくれます。
――48グループは以前は、恋愛禁止についてとても厳しかったが、最近は昔ほど厳しくなくなったのでは
大矢:昔は厳しい感じでしたね。
――大矢さんは恋愛禁止を守ってきた?
大矢:守ってきました
――9年間ずっと
大矢:9年間守ってきました。
――即答できるのはすごい
大矢 みんな言えると思いますよ、それは。SKEに限らず48グループのメンバーは言えると思います。
――それはアイドルとしての建前ではなく、本当のこととして言えるのか
大矢:本当のこととして言えると思います。
――だが、元NMB・須藤凜々花さんの総選挙での結婚宣言の件もあって実際にはどうなの? と思う部分もある。東スポとしては裏の部分があるならひっぺがしたくなる
大矢:うーん…。りりぽん(須藤)はまたちょっと別な気がしますけどね。(48グループの子は)大丈夫だと思います。
――公式ムック本「100%SKE48 VOL3」(白夜書房)の中で「欲望に負けたらアイドルでいる意味がない」と語っていた。そういったストイックな部分が「信者」と呼ばれるほどの熱いファンを生み出した
大矢:私に限らずSKEのファンの方はみんな熱いと思いますよ。アイドルはやっぱり夢を売るお仕事だし、仕事って自分の好きなようにハチャメチャにやるものじゃない。ちゃんと我慢することはする。自分が今、この方たちにどういう自分を求められているかとかも考えながらやっていかなきゃならないと思うからファンの方が「恋愛は嫌だ。SKEにはしてほしくない」と思っていたらそれは守るべきです。「自分らしく」とか「これは自分じゃないので」とか、そういう考えはすごく嫌なんです。
――(ファンの一部では不評な)アイドルが茶髪にすることは
大矢:茶髪はもうファンの方(の判断)に任せるしかない。わたしは25歳でお酒の話題を解禁しました。それまで飲まないようにしていたし、25歳だからいいかと思って解禁したんですが、その時にファンの方の中には「嫌だ」という方もいて。でもその半面「どういうお酒が好きなの?」「これは飲む?」とかそういった形で話題も広がっていったんです。そうやってファンの方と一緒に年齢を重ねていけたことは良かったです。
――SKEを卒業すれば恋愛解禁。理想のタイプは
大矢:白馬に乗った人。現れてほしいです。
――競馬の騎手とか
大矢:それはちょっと違います(笑い)。
(続く)












