ボートレース三国の「ルーキーシリーズ第12戦 スカパー・JLC杯」は23日、熱戦の幕を開ける。それに先立ち、22日の前検日はエンジン抽選、スタート特訓等が行われた。

 主力となる初日「ドリーム戦」メンバーでは今節、唯一のGⅠウイナー(今年5月・平和島67周年)となる栗城匠(26=東京)が1号艇に配された。気配面も「伸びはどうか、という気もするが、体感は悪くない。握れば前に進んでいる」と悪くないが、それ以上に「最近はスタートが行き切れていなかったので、(今節は)見えていると思ったらバシッと行きたい」と気合も十分。やはり、V候補筆頭となるだろう。

 一方、“ヤル気”で負けていないのが吉田凌太朗(27=愛知)だ。2015年11月にデビューすると、その後わずか2年2か月目の17年12月・多摩川ルーキーSで初Vを達成した逸材。父にGⅠウイナーの徳夫さん(引退)を持つ〝血統背景〟からも、将来を嘱望されていたが、19年にFを4本切ったのが痛恨。4期通算事故率が引退勧告の基準となる0.70寸前まで追い込まれてしまった。

 その後は当然、安全運転を余儀なくされてきたため、勝率面ではA1が遠い状況だったが、ここにきてようやく事故率に余裕も出てきたことで、今節は「(スタートは)ボチボチ行くようにしたい」と張り切っている。

 肝心の前検気配も「最近は抽選運が悪くて、下がっていることが多かったけど、今節はそんなに悪くない。試運転でのターンでも押している感じがあった。スタートが決めやすそうな感じもある」とまずまず。

 特に最後の「スタートが決めやすそう」なのは吉田にとって心強いところ。改めて〝良血開花〟なるか注目だ。