NHK受信料を支払わない方法を教える党(NHK党)から「特になし党」への党名変更を検討していた立花孝志党首(53)は10日、自身のユーチューブチャンネルを更新。総務省から「特になし」で党名変更申請しても受理されないとの回答を得たと明かした。

 立花氏は次期衆院選でワンイシューを掲げた複数の政治団体を集める諸派党構想を思案している。それに合わせ、党名をNHK党から「特になし党」に変更可能かどうかを総務省に確認していたが、10日までに「〝特になし〟は社会通念上、国民が誤認する恐れがあるので認められない」との回答があったという。

 これを受けて、立花氏は「『特になし』は誤認があるから、いくらか票が取れるんじゃないかの思いがあった」と素直に本音を明かしたうえで、「既成政党を支持しない党」に新たに変更可能かどうかの最終検討に入っているという。

「(申請が認められず)非常に良かった。『特になし』より『既成政党を支持しない党』の方が(諸派党構想で)参加できるという人もいるでしょう」と立花氏は、どこまでも前向きだ。

 同党は昨年末、「NHKから国民を守る党」から「NHKから自国民を守る党」に党名変更し、略称「自民党」は認められなかった。今年2月には「NHK受信料を支払わない方法を教える党」に変更していた。