女優の中尾ミエが8日、大阪・梅田芸術劇場で行われた舞台「ファニー・ガール」(10月9~18日)の取材会に出席した。

 同公演は、1964年に米ブロードウェイで初演され、演出家のマイケル・メイヤーにより現代にふさわしく生まれ変わった傑作ミュージカル。初共演となる望海風斗と坂本昌行が演じる希代の大スター、ファニー・ブライスとその夫ニックの波乱万丈な人生と愛の物語だ。

 同公演で主役のファニーを演じる望海は、役どころについて「10代のころは、怖いもの知らずというか、自分の信じる道をとにかく突き進む」と説明。自身が10代のころは宝塚歌劇団にあこがれ、受験した際を振り返り「私だけは絶対ここ(宝塚歌劇団)に入るって決めて、ずっと信じて受験した期間とも(気持ちが)ちょっと重なる部分もあります」と語った。

 先月29日まで東京・日生劇場で上演していた。ファニーの母親・ブライス夫人を演じていた中尾は「作品をやればやるほど、こんなにいい作品だったのかと思った。飽きずに仕事しているのは初めてです。冥土の土産にいいやって感じ」と同作を称賛。

 さらにジョークの多い作品だとし「口うるさいおばさんのことを『おばさんじゃ弱すぎる』って演出家が言うのね。最終的に『くそばばあ』になった。そのように徹底して皮肉を言う。そういう意味では(ブライス夫人は)非常に私はやりやすい役です」と語った。

 望海について「なにしろ歌がうまいから、もう聞きほれちゃう。いろんな人を見てきたけど本当に感心しています」と高く評した。

 ファニーの夫で賭博師のニックを演じる坂本について「坂本君もすごい。(望海と)坂本君のデュエットがものすごく気持ちいいの。坂本君ってアイドルってイメージしかなかったんだけど、あんなにステキに大人になって…」と絶賛した。