全日本プロレスの大森北斗(31)が、セ・リーグ3位DeNAの〝下克上再来〟を願っている。

 北海道・江別市生まれの大森は、神奈川県出身の父の影響もあり、幼少期から大の横浜(現DeNA)ファン。小、中学時代には野球経験もあり「初めて試合を見に行ったのは小学3、4年ぐらいで〝暗黒期〟真っ盛りで…。その時はタイロン・ウッズもいて、佐伯(貴弘)もいて、多村(仁志)もいて、内川(聖一)もいて、吉村(裕基)もいて、いい時代だった。打線が悪くなかったけど、なんせピッチャーが…」としみじみ。今年は現地で10試合を生観戦し、スタンドからDeNAナインに熱い声援を届けたという。

 現在の〝最推し〟は、勝負強いバッティングが持ち味の佐野恵太外野手(31)だ。「引っ張り続ける打撃スタイル以外にも、人間性もすごく好きで、男ならこうなりたい」と尊敬のまなざしを送る。

 DeNAは2024年にレギュラーシーズンを3位で終えてCSを勝ち上がり、日本シリーズでパ・リーグ覇者のソフトバンクを4勝2敗で撃破。1998年以来26年ぶりの日本一に輝いた。

 2年ぶりの頂点取りを目指す中、大森は短期決戦のキーマンとして「松尾(汐恩)選手はドラ1、大阪桐蔭、キャッチャーでロマンにあふれる。スターになるべき選手の1人だと思う。あとは度会(隆輝)選手と勝又(温史)選手。若手の台頭は、奇跡を呼ぶには必須なので」と急成長中の3選手を挙げる。

 その上で「ファンは〝逆転のDeNA〟を期待しちゃいますよね。2年前、誰も勝てないと思っていたソフトバンクに大逆転優勝した時の記憶が、どうしても頭の片隅に残っているので」と大きな期待を寄せた。

行田大会では、ライジングHAYATO(下)と激しい攻防を見せた大森北斗
行田大会では、ライジングHAYATO(下)と激しい攻防を見せた大森北斗

 リング上では、自身が率いたユニット「北斗軍」が6月に解散。8月のジュニアヘビー級のシングルリーグ戦「ゼンニチJr.フェスティバル」では、Bブロック3勝2敗の勝ち点6で決勝進出を逃した。

 この現状を「ベルトとか狙える位置に自分がいれば良かったけど、結果がなかなかうまくいってないので」と受け止める。今月26日から地元・北海道での巡業を控え「この前、PRで北海道を回ったら『北斗軍、もうないんですか?』って北斗軍を期待する声がすごかった。北海道のためにも立ち上がらなきゃいけない」と拳を握った。

 さらに「ベイスターズと一緒で大逆転を狙っていく。横浜スタジアムで始球式? やりたいですよ。肩は毎日温めてますからね。道場で野球経験者の若手とキャッチボールをして、球種も増えてノビもだんだん出てきたので、熱い始球式ができると思う」と、現状打破へ新たな目標を掲げた。

 3日の埼玉・行田大会ではタッグマッチに出場。敵軍のライジングHAYATOにナルシストプレスを放つもヒザで迎撃され、最後は3カウントを献上した。王道マット一の野球好きが、リングでの巻き返しを図れるか。