阪神は2日に甲子園球場で全体練習を行い、3日の広島戦(マツダ)に向けて敵地へ移動した。藤川球児監督(46)は「選手の気持ちも高いところにある。明日のゲームに向けて準備に集中する。それをレギュラーシーズン通して行うのは当たり前だなと思いますので」と一戦必勝の姿勢を強調した。
この日、2位の巨人がナイターで行われたヤクルト戦(神宮)に敗れ、優勝マジックはついに「1」。創設90年以上の歴史を誇る老舗球団が初の連覇を果たす日が目前に迫った。
2023年の岡田政権時は9月1日のヤクルト戦(神宮)から同14日の巨人戦(甲子園)まで11連勝を飾ってリーグ制覇。記憶に新しい25年シーズンも夏場までに独走態勢を固め、最後は4連勝で9月7日に史上最速優勝を決めた。球団幹部も「過去2回はアレよアレよという間に決まってくれたから、何かとバタバタしたわ」と当時を振り返る。
だが、今季は8月23日に優勝マジック「23」を点灯させたものの、一時はドロ沼の7連敗と苦しみ抜き、猛追を見せた巨人とのV争いは10月にまでもつれ込んだ。球団関係者たちも「ここまでかかるとは思わなかったわ」「もうはよ決めてくれやって感じです…」とナイン同様にヘトヘト状態に陥っている。
NPB屈指の人気球団だけに優勝へ向けた支度は方々で大忙し。優勝グッズの販売だけでなく、混乱が予想されるXデーのための特別警備体制など、やらなければならないことが多いだけに「早くひと息つかせてや」というのも偽らざる本音だろう。
とはいえ、誰よりも歓喜の瞬間を待ちわびているのは、ユニホームを身にまとったグラウンド上の男たち。苦しかった思いも美酒がすべて洗い流してくれるはずだ。くしくも10月3日は村山実、小山正明の両輪を擁した1962年の猛虎が15年ぶりのリーグ制覇を決めた日でもある。あれから64年。長く険しかった連覇への道のりを再び「10・3」で締めくくれるか。












