30日のNHK「あさイチ」が百貨店特集で、同日限りで閉店する東京・西武渋谷店を取り上げた。映像では他も含めてテロップで店名を示したが、出演者の肉声は「百貨店」と一貫していた。
バブル景気に沸いた1990年前後を中心に、一世を風靡した西武渋谷店。「セゾン文化」の発信地として社会的な影響も及ぼした。番組ではテロップで「西武渋谷店 きょう閉店」と大きく記した一方、ナレーションは「きょう東京・渋谷駅前の百貨店が58年の歴史に幕を下ろします」と固有名詞に言及しなかった。
リポーターの森田茉里恵アナウンサーも「渋谷駅前の百貨店がきょうで閉店」と伝えた。西武渋谷店はNHK放送センターに近い。鈴木奈穂子アナは「ちょっと休憩があれば、シブセイってみんな呼んでましたけど、シブセイにちょっと行ってプレゼント買ったり、何もなくてもウロウロしたりとか、大好きな場所だったんで、ちょっと寂しさはありますよね」と振り返った。
百貨店は全国的に閉店が続き、番組でも「この10年でおよそ3割が閉店。百貨店がない県も出てきています」と語られた。そんな中、この日は各地のユニークな店を紹介。写真やテロップでは固有名詞が見られるものの、MC陣やゲストのYOU、藤井隆は一般名詞である「百貨店」の呼称に終始した。
NHKが公共放送で、かつ「あさイチ」が情報番組ということから、実名アナウンスは避けたのか。Xには「NHKやから店名言えんのか」「名前が出せないから、やりづらそう」「案内役もゲストも店名やブランド名言い淀むNHKの百貨店特集おもしろい」などと視聴者の反応が投稿されていた。













