ボートレース多摩川の「第37回日本モーターボート選手会会長賞」は29日、準優勝戦が行われ、30日最終日の優勝戦に臨むベスト6が出揃った。

 その優勝戦、キーマンは和田兼輔(39=兵庫)だ。今節、後半戦に入った4日目から強烈なピット離れ仕様のセッティングにシフトチェンジ。枠番よりも内側のコースへと進入を取り、レースをかき乱しているからだ。

 22号機は2連率22%という低勝率ながら、2節前の開催前に中間整備が入り〝別物〟に仕立てられ、上昇気配にあるエンジン。そこに和田なりのアレンジが施されて、日増しに雰囲気を良くしている。

 5日目前半5Rでは2号艇から1コースを奪取して逃げ切り快勝。5号艇の準優11Rは3コースを取り切り、2着で優出切符をつかみ取った。

「3日目の夜に〝やろう〟と決めた。ピット離れはいいですね。優勝戦も行けるところまで潜り込めたら…。理想は2か3コース。ピット離れに振っているのに、展示タイムが出ているし、伸びで売り切れることがない」と仕上がりは良好だ。

 優勝戦は大外6号艇ながら、内寄りコースへと舵を取るのは必至。大一番の鍵を握る存在となった。