美空ひばりさんの長男で「ひばりプロダクション」代表の加藤和也氏がBS12「船越英一郎の昭和再生ファクトリー」(木曜夜9時)で24日、10月1日と2週連続で「美空ひばり特集」としてひばりさんの足跡を追った。

 昭和の思い出のアイテム、場所、人物を振り返り、古き良き昭和という時代の記憶を現代に再生させる「昭和」×「令和」を融合させる番組。加藤氏は母の生まれ育った横浜を巡り、知らなかった幼き日の母の姿に出会う。

 第一夜の放送では11歳のときに、横浜国際劇場の舞台に立つに際して撮影されたひばりさんの「プロマイド第一号」がテレビ初公開された。加藤氏も「見たことがない」というプロマイドで、撮影したのは、横浜・野毛「写真館 ろまんカメラ」のカメラマン・飯島成三氏。そのプロマイドの裏には「美空ひばりのプロマイド第一号」と記され、撮影代をもらえず、ファンから3枚の煎餅をもらうとも書かれている。この事実に加藤氏も「お煎餅で済む話なのかな」と笑うばかりだ。

初公開されたひばりさんの「プロマイド第一号」の裏書
初公開されたひばりさんの「プロマイド第一号」の裏書

 加藤氏は「今回の第一夜は、母が生まれ育った横浜で、僕自身が会いたかった人たちを訪ねる旅です。戦中の6歳の頃、岡村天満宮の神楽殿で歌ったのが初舞台? という新説を尋ねたり、11歳の『プロマイド第一号』の新発見。僕にとっても、母の原点を詳しく知る機会になりました。特に印象に残ったのは、11歳の母を知る師匠・川田晴久さんのご長女・岡村和恵さんのお話です。母は、怒らない子供だったそうです。また人の意見を尊重し、決めるときには決める。それは、僕が知っている母の姿と重なりました。大人になるにつれ磨かれた座長としての姿勢ではなく幼い頃からの性分だったこと、そしてユーモアに溢れた子供だったってこともそのままで嬉しかった」とコメント。

「スター・美空ひばりではなく、6歳の一人の少女から続く『人間・美空ひばり』を感じていただけたらうれしいです」としている。