格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN.5 浪速の超復活祭り」(10日、京セラドーム大阪)で、元K―1世界3階級制覇王者・武尊(35)の引退セレモニーが行われた。

 武尊は4月29日のONE有明大会で行われた、ロッタン・ジットムアンノン戦のKO勝利を最後に現役生活を終えた。RIZINでの試合は2015年大みそかの旗揚げ大会にK―1王者として参戦しただけだが、RIZINの榊原信行CEOが22年の「THE MATCH」で那須川天心戦の実現に尽力。引退後も格闘技界を盛り上げる立場で関係を深めている。

 第3試合終了後、テーマ曲に乗ってスーツ姿で花道を歩き、リングに上がった。マイクを持った武尊は「引退したけど、京セラドームで入場させてもらえるとは思っていなかったので、この舞台を用意してくださったRIZINの関係者に感謝したい」と言い、RIZINファンにも感謝の言葉を述べた。

 続けて「僕は現役を引退したけど、まだまだこれから日本の格闘技界、世界の格闘技界はどんどん盛り上がっていくと思うし、もっと面白い選手、格闘技界を盛り上げる選手がこれからたくさん出てくると思う。今日会場に集まった格闘技ファンのみなさん、一緒に格闘技界を盛り上げてもらって、これからも格闘技界が最高であるようにみんなで盛り上げていけたらいい。これからもよろしくお願いします」とあいさつ。「格闘技、最高!」の決めゼリフも叫んでみせた。

 最後は榊原信行CEOから贈呈された花束を持ちながら、目をつぶり10カウントゴングを聞いた。引退会見からすでに5か月。この日の第1試合に宇佐美秀メイソンを「推薦選手」として送り込むなど新たな道を歩み始めており、すがすがしい笑顔を見せながらリングを下りた。