夫婦2組の人間交錯を描いて反響を呼ぶTBS系ドラマ「Tシャツが乾くまで」の21日放送第7話で、主要人物4人の中で〝肉声〟が最も少なかったあずさ(夏帆)の生前の姿が回想され、これまでの語られ方とはまるで別人のような、突出したキャラクターが視聴者を驚かせた。

 主人公である出版編集者・咲子(蒼井優)と喫茶店を営む充(松山ケンイチ)、菓子会社勤務の樹生(中島歩)と古書店パートのあずさ。両夫妻のそれぞれが、たすき掛けのように相手側の異性とコインランドリーで知り合い、対話を重ねる。充とあずさは家族に内緒で長距離バスに乗り、事故であずさは死亡。直前に下車していた充は自ら連絡を絶ち、1年後に突然帰宅した。

 最大の謎が、充が両親宅を訪ねるバス旅にあずさがなぜ同行したのか。充の言葉から、古書店店主が樹生に返した故人の日記から、生前のあずさがよみがえる。その姿が強烈な印象を残した。

 初対面のランドリーで充にグイグイ話しかけ、プライベートにも踏み込む。自身の家族の名前も出すぶっちゃけぶり。充の話がつまらないと「うそはつかないで」とダメ出しする。「ハイハイハイハイ」「いいんです、いいんです」と発するノリの軽さ。服装は色鮮やかで、充に向き合う立ち姿はポーズをとっているかのよう。

 これまで、あずさは樹生の回想や空想などに現れたが、多少オチャめな感じがする程度だった。

 X(旧ツイッター)には、「園田(樹生)さんの空想のあずささんとはまた別人だね」「あずさが思った以上にグイグイ女子だった!」「不思議さんでびっくり」といった投稿が。充も「変な人だった」と回想語りで繰り返し、初対面の人とわざわざ話したがる「意味が分からなかった」と振り返っている。

 あずさの理屈は、自分に関わりのない人だから何でも話せる。嫌われても傷つかない。「たぶん私たちもう会わない」から踏み込んだ話ができるとしたのに、「次、いつ行きます?」と充にアポを求める〝厚顔〟さも。

 そんなあずさに、X投稿では「うざい」の声が続々。「こんなにデリカシーないの?!とちょっとびっくり」などの受け止めがある一方、「意外に評判悪くてびっくり。ああいうタイプに救われる時ある」「あずささん好きなんだけど、苦手って人を見かけてびっくりする」「コミュ力おばけ過ぎてびっくり」と好意的な反応もみられた。

 バス同乗も押しかけだったことが判明。奔放すぎる妻の一面を樹生は知らなかったのか。日記を読んで泣くばかりだった。