タレントのミッツ・マングローブが29日、情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(大阪・カンテレ)に出演し、今月20日に亡くなった美輪明宏さんを哀悼した。

 美輪さんは、老衰のため20日午前9時30分に亡くなった。所属事務所によると、約3か月前に体調を崩してから自宅で療養していたという。最後は「『ありがとう』と一言感謝の言葉を伝え、静かに目を閉じました」と発表した。

 ミッツは「私らみたいな界隈の人間は、どこかで常に美輪明宏って存在があって、それにもちろんリスペクトもあれば、愛情もあれば…。テレビの仕事するようになったり、舞台に立つようになった時にやっぱり美輪さん的なところを目指してしまうと美輪さんでしかなくなってしまうし、美輪さんを超えられないので、私はあえて違うところでやってきたんですよ。でもそれを美輪さんは、ちゃんと見ててくださった」と振り返った。

 何度か共演したこともあったという。「楽屋なんかで会うと、おしゃべりしたこともあるんですけど。(美輪さんが)『世の中を生き抜くための通行手形は愛だ』ってよくおっしゃってた。私はまっすぐに美輪さんリスペクトを表に出さない後輩だったんで、自分はかわいく思われてないかなって思ったけど、ちゃんと主観と俯瞰(ふかん)で常に見ててくださって。『こないだの服良かったよ』とか言ってくださった」と明かした。

 さらに「新宿二丁目の飲み屋ってね。宗教の話と政治の話と美輪明宏の話はご法度なんです。なぜかと言うと、答えが出ないから。そのくらいみんな熱くなっちゃう」とぶっちゃけた。

 作詞・作曲・歌手が分業だった時代に現代のアーティストのような活躍をしてきた人だと語り「私はやっぱり、この音楽家、俳優、エンターティナーとしての美輪明宏を後世もちゃんと見て、聴いていくべきだと思う」と語った。